八潮市は埼玉県の東南部、都心から北東15kmに位置し、つくばエクスプレスと首都高速6号線が走り抜ける。常磐方面から都心への経由地として、首都高八潮パーキングエリアとつくばエクスプレス八潮駅が直線で約200m(徒歩約6分)と近接するその利便性を活かした「八潮パーキングエリアにおける高速バス&つくばエクスプレスライド」と呼ばれる、バス運賃+100円でのつくばエキスプレス乗り継ぎサービスが運行され、2005年の八潮駅開業以降、駅前には大型ショッピングセンターも開業し人口増加と発展がますます見込まれている。
スイーツ番長(以下、番長)「駅周辺は区画整理の真っ最中という感じですが、こちらがオープンされたのはいつですか?」
飯塚和則シェフ(以下、飯塚)「2011年の4月です。まだ1周年を迎えたばかりです。僕は生まれも育ちも八潮でして、そんな地元で人気のパティスリーで3年ほどシェフを務めさせていただきました。いろいろと経験させていただくうちに“もっと自分らしいこだわったお菓子づくりとサービスがしたい”という思いが募りここに開業いたしました。」
番長「店名にはどんな思いが込められていますか?」
飯塚「Cuissonとは“焼き”、“加熱”といった、調理でいう“焼成”を意味します。焼成はお菓子づくりの基本中の基本です。そんな基本を大切にしたい。その想いはお菓子づくりだけではなく接客サービスといった全てにおいて、そうありたいという僕のポリシーでもあり、独立にあたっての原点でもあるので店名にいたしました。」
番長「駅から歩いて程近いのに、お店の周辺はまだまだ整備された造成地が目立ちますが。」
飯塚「僕の子どものころは、このあたりは鉄道も通っておらず農地に住宅などが点在するのどかな場所でした。最近は徐々に宅地が進んでニューファミリーがとても増えましたね。マイカー中心の郊外型エリアですが駅が近いということもあり、自転車や徒歩で来店される方も見受けられます。急速ではない落ち着いた宅地化といいますか、アナログ感がとても住みよい街に感じさせてくれます。」
番長「アナログ感ですか…なるほど。お店の雰囲気も落ち着いていますが温もり感もありますね。」
飯塚「ショーケースにはタルト菓子などフランス菓子色の強い落ち着きあるものから、お菓子屋になくてはならないプリンやショートケーキもしっかりと主役にしています。いくらフランス菓子を勉強しても、プリンやショートケーキが美味しくなければ、日本人である以上意味がないですからね。」
店名のCuissonという言葉には、美味しさとともに温もりと職人としての魂が宿っているようだ。八潮の発展を焼成するかのような、そんな名店がここにあった。
●マスカルポーネとエスプレッソのタルト(430円)
●苺とルバーブのタルト(380円)

ほのかにレモンが効いたクリームのようなメレンゲが美味しさをそそる。ルバーブとセンガセンガナ(苺)の紅と酸味が、さくさくとしたタルトの香ばしさに絶妙にマッチ。苺ジャムがどこか懐かしい味わいも呼び込んでいる。
●キュイッソンのプリン(250円)
1973年埼玉県八潮市生まれ。製菓学校卒業後、数店の洋菓子店を経て、八潮市内の「パティスリー る・菓壇」で3年間シェフパティシエとして活躍。在任中はジャパン・ケーキショーでアントルメのグランプリを受賞するなど業界の注目を集める。2011年4月に自店であるパティスリー ラ キュイッソンをオープン。
埼玉県八潮市南川崎882ライツェントヴォーネン101
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