不動産売却の基礎知識や知っておきたいコツを分かりやすく解説します。売却の体験談もご紹介。

母から相続して空き家になっていた実家。別荘ニーズを見込んで売却成功/千葉県山武市Tさん(60代)

千葉県山武市Tさん(60代)/母から相続して空き家になっていた実家。別荘ニーズを見込んで売却成功

相続したあと空き家のままだった、千葉県山武市のTさんの実家(50m2・3LDK)。見回りや庭の手入れなどの管理が面倒になったTさんは売却を決意。売却して得た600万円は、経営する飲食店の経営資金として預金しました。

不動産区分 一戸建て
所在地 千葉県山武市
築年数 約25年
間取り・面積 3LDK(延床面積…50m2、敷地面積…60m2
ローン残高 なし
査定価格 350万~650万円
売り出し価格 650万円
成約価格 600万円

相続したあと空き家だった実家、管理が大変で売却を検討しはじめる

飲食店を経営するTさん。母が亡くなって数年後の2017年ごろ、相続したあと空き家になっていた実家を売却したいと思うようになりました。物件は、千葉県山武市の海に近い場所にある50m2・3LDKの木造2階建てで土地の広さは60m2です。

海の近くの実家イメージ

「台風が多く、屋根瓦が一部飛ぶなど被害を受けたこともあります。見回りなどの管理が行き届かないと危険ですが、仕事をしながら管理するのがだんだん負担になってきたんです」

別荘が多いエリアで、都心部から釣りやサーフィンを趣味にしている人が移住してくることが多いエリアです。そこで、そのような需要を見込み、売却して得たお金を飲食店の運営資金にするつもりで動き出しました。

期間はかかっても高く売りたい。地元に強い不動産会社と契約

Tさんがインターネットで一括査定をしたところ、5社から査定価格を提案されました。

「査定価格を比較するとけっこう開きがありました。低いところは350万円、高いところは650万円でした。迷わず最も高い査定価格を出した不動産仲介会社に連絡を取りました」

話を聞きにいくと、中古住宅の賃貸や売買を得意としている不動産仲介会社とわかりました。地元の情報に詳しく、安心して任せられると感じたTさんは、専属専任媒介契約を結び、期間は2、3年かかってもかまわないのでなるべく高く売ってほしいと伝えました。

内見対応や残置物の処理など、面倒な手配は不動産会社にお任せ

2018年春ごろから650万円の売り出し価格で販売活動を開始しました。 「700万円で売れたらいいなと考えていましたが、不動産会社に相談すると、それは厳しいと言われました。650万円は、路線価を基に自分で計算してみた価格と大差なかったので納得してその価格にしました」

家が古いので事前にリフォームしてからの方が高く売れるのではと迷っていたTさん。不動産会社に相談すると、購入者が自分で直した方が住みやすい例が多いと聞きました。そこで、そのままの状態で売り出すことにしたのです。

不動産情報サイトへの掲載やチラシのポスティングで販売活動を開始。15組の内見がありましたが、対応は不動産会社へ任せました。2018年の夏ごろ、「別荘として使いたい」という希望者が現れ、600万円で売買契約を結びました。

「残置物の処理は、不動産会社が手配をしてくれたので、助かりました。リフォームは購入者の負担で不動産仲介会社が手配した業者が行ったと聞いています。リフォームを事前にやらなくて良かったです。地元に強い不動産会社を選んだのが正解だったと思います」

■別荘地の売却

海や山、川などリゾート地の場合は別荘ニーズがある場合があります。売り出し価格は、交通アクセスや間取り、築年数によります。交通アクセスは、最寄駅から物件、物件から海などの観光地への近さも重要です。物件からの眺望もセールスポイントになります。リゾートのオンシーズンに売り出せば、反響がいいことも。地元の魅力を熟知している不動産仲介会社を選び、売り出し方を相談しましょう。ただし、別荘として購入される場合、セカンドハウスローンになるので購入者のローン審査は厳しくなります。

査定価格のうち最低だった金額を上回り、600万円の売却価格に満足

「当初の査定価格の最低は350万円だったので、期待はしていませんでしたが、期間も短く、価格も高く売れたので、満足しています。海のシーズンだったので、別荘にしたい人の反響も良かったのでしょう」

売却活動中困ったことは、査定価格の幅が大きかったので、判断が難しかったことです。

「不動産仲介会社の言うことをすべて信じていいのか悩みました。とはいえ、自分で本を買ったり、調べたりするのは、お金も時間もかかります。不動産会社に任せたことで、仕事に集中できましたから、結果的には良かったと思っています」

売却して得たお金は、預金して、必要になったとき、飲食店の運営資金に充てるつもりです。「空き家の管理から解放されて楽になりました」とTさん。使っていない不動産を整理でき、すっきりした様子でした。

2017年春ごろ ・売却を意識しはじめる
・簡易査定を行う
2018年春ごろ ・訪問査定を行う
・350万~650万円の査定額が出る
・650万円で売り出す
2018年夏ごろ ・購入検討者が現れる
・600万円で売買契約を結ぶ
・物件の引き渡し

まとめ

  • そのエリアの中古住宅の価値や相場に慣れている不動産会社を選ぶ
  • 残置物の整理やリフォームは不動産会社に手配や業者の紹介を依頼することも可能
  • 別荘地はその観光地のオンシーズンに売り出すと反響がいい
売却査定する

取材・文/内田優子 イラスト/杉崎アチャ

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