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2世帯6人の大所帯が暮らす。1階と3階に各々の寝室と生活機能をまとめ、2階はパブリックなリビングダイニングに。普段は家族のだんらんスペースだが、中央の間仕切りを立てれば客間に早替わり。急な宿泊客にも対応できる。コンパクトな間取りに、人肌の温もりが溢れる家だ。

「祖父の代から引越し一家。ひとつの場所に長く住めない家系みたいで(笑)。でも、いつかどこかに根を下ろしたいという願望はありました。」そう語るKさんが注文住宅を建てる決意を固めたのは3年前。きっかけは父親の定年だった。「当時は出産を控え、私だけ両親と暮らしていました。ただ、そこは社宅で、父が定年になる1年後には出ないといけない。産後も両親のサポートは必要でしたし『じゃあ家を買って一緒に住もう』と。」そこからネットで土地探し。利便性と住環境のよい土地を見つけたときは「小さな土地だったけど、『ココだ!』」とピンときたそう。

土地購入から入居までわずか1年というタイトなスケジュール。それでも、こだわるところは徹底的にこだわった。「一番のお気に入りはキッチンです。シンクに汚れや傷がつきにくい最新素材を使ったり、火力の高いガスオーブンを入れたり。キッチンにお金をかけるため、削った部分もありますね。料理が好きな夫も喜んでいて、休日は家族のために凝った料理をつくってくれますよ。」自慢のキッチンは温かい家族のだんらんにも一役買っているようだ。

建坪10坪の土地に「2世帯+妹」の大所帯。窮屈さを感じさせないのは間取りを自由に設計できる注文住宅ならでは。「壁面収納を充実させたり、ダウンライトで天井を高く見せたり。短期間でも設計士さんとよく話し合ったのがよかったと思います。」さらに、現場の大工とも密にコミュニケーションをとったという。「毎週現地に通い、大工さんと仲良くなって。すると設計士さんとは違う視点でアドバイスをくれたりするんですよ。」設計士と大工、互いの意見をバランスよく取り入れ、快適な空間を手に入れたのだ。


生活スペースがコンパクトなので、子どもや両親との距離感が近いです。家族の温かみを感じることができますね。私は絵、母は食器、妹は服と、それぞれ趣味があって物も多いんですが、設計次第で一人ひとりが自分の好きな空間を確保できる。知恵と工夫が詰まったコンパクトハウスならではの魅力だと思いますね。

Kさん邸
6人家族(父母、夫婦、子ども、妹)
所在地:東京都目黒区
敷地面積:59.93m2(18.12坪)
延床面積:93.27m2
建築面積:33.31m2(10.07坪)
土地取得費用:約2000万円(借地権20年)
本体工事費:2141万円(外構工事費用62万円・照明器具費用35万円含む)
設計:(株)建築設計事務所フリーダム