2025/12/19 07:14 up
煌めくクリスマスディナーイベントを
目前に控えた
フレンチレストラン…
大賑わいの前の静けさなのか、
静かなしっとりとした落ち着きある空間に、
心くすぐられるような思いでした。
大きな窓ガラスから観える夜景、
それぞれの光が乱舞し、
これからはじまる素敵なひとときを
祝福しているかのようでした。
テーブルに案内され、
さっと引かれた椅子に
腰掛けようとするタイミングで、
椅子の位置を整えてくれます。
この瞬間に、
スッと背筋がのびるのを感じます。
このときの心地よさ、気持ちよさ、
ちょっとした優越感に、
目の前の夜景までもが
さらに美しく見えるように思いました。
いったい何と表現すれば
いいのでしょう。
頭に浮かんできた言葉は、
「フェア・レディ」でした。
「マイ・フェア・レディ」という
アメリカのミュージカル映画がありました。
下町育ちの下品で粗野な娘を
レディに仕立て上げるというものでした。
そして彼女は見事に
優雅なレディへと変貌を遂げます。
「レディになれた瞬間」のシーンは、
同じ女性出して、
はっとするような驚きと憧れ、
よかったという安堵感を覚えます。
そしてドレスアップして、
美しく気高く振舞うヒロインには、
なぜかフレンチと赤ワインが
似合うような気がします。
フレンチの席に着くと、
自分もまた映画のヒロインの
レディになったような気持ちになります。
お店の雰囲気もあるのでしょうが、
すっかりその気になってしまうところが
不思議です。
そんなときは、とても良い姿勢になり、
お料理も少しずつ
ワインも少しずつ
上品に口に運びながら、
気の利いた会話をしています。
もちろん笑うときも、
自然と手が口もとにいっています。
まわりの雰囲気に馴染む、
まさにそんな感じです。
場の雰囲気が人に与える影響というのは、
もしかした料理以上に
大きいのかもしれないなと思いました。



