2025/10/26 08:04 up
私が初めて「美味しい!」と思ったお米は、
「あきたこまち」でした。
確か、20歳の頃だったと思います。
その頃のお米は、
今のように、ネットで買えるものではなく、
特別なケースを除いては、
お米屋さんで買うか、配達をしてもらうか、
スーパーで買うかの
どれかだったと思います。
たまたま新聞の折り込み広告に、
秋田県の農家による
「あきたこまち」の通販の広告がありました。
切り取りタイプのハガキも付いていたので、
嬉しがって必要事項を記載して、
返送しました。
農家のお米直販なんて、
当時は、大へん珍しい画期的なことでした。
10日ほどして送られてきた
「あきたこまち」は、
近所のスーパーで買う
「あきたこまち」よりも、
値段は高めでしたが、
すごく美味しい感激の味わいでした。
それから、ずっと東日本大震災の時まで、
直接農家の方とやり取りをしながら、
「あきたこまち」を注文していました。
お米と一緒に、
「畑で獲れた野菜です」と、
メッセージが添えられて、
大根やとうもろこしが送られてきました。
そのお気持ちが嬉しくて、
いつもありがたくいただいていました。
その農家とのやり取りがなくなり、
美味しいお米に飢えていたところ、
配達してくれるお米屋さんを見つけました。
すぐに電話をして、
「一番美味しいお米を5Kg」とお願いすると、
すぐに持って来てくれました。
そのお米は、
新潟県南魚沼産のコシヒカリ、
「日の本一」でした。
お米屋さんの蘊蓄によると、
「お米はコシヒカリが一番!
コシヒカリの中でも、
新潟県南魚沼産のコシヒカリが
一番美味しい」とのことでした。
炊いてみると、
艶々、粘りがあって、甘み感じる
最高の味わいでした。
「あきたこまち」には申し訳ないけど、
私好みは「コシヒカリ」でした。
今では、いろんなブランド米が
登場していますが、
私は「やっぱりコシヒカリ」
それも、南魚沼産のコシヒカリです。
新潟県が売り出した「新之助」も
美味しいと思いましたが、
「やっぱりコシヒカリの粘り勝ち」です。
南魚沼産コシヒカリとは、
新潟県の魚沼地域(特に南魚沼市湯沢町)で
生産されるコシヒカリのブランド米で、
日本を代表する最高級米のひとつ。
雪山の豊富な雪解け水と、
昼夜の寒暖差が大きい盆地の気候が、
粘り強く甘みのある、
もっちりとした食感と
豊かな香りを生み出します。
我が家のお米は、
家族が買ってくれていますが、
いろいろなブランド米を味わって、
行き着く先は、
魚沼産コシヒカリだったみたいです。
10月に入ってから新米になりましたが、
できたら、一言言いたい…
「魚沼産ではなく南魚沼産にして欲しい」と…
でも、買ってもらっている立場で、
厚かましいことは言えないです。
昨日、10月25日は「新潟米の日」
「い(1)いお(0)米、に(2)いがた
コ(5)シヒカリ」の語呂合わせからです。
雪国ならではの特性を活かし、
約70年にわたる先人の努力が
見事に調和した南魚沼産コシヒカリ、
ぜひ、新米を食べたいです。
ごはんのお供は、
きっと必要ないと思います。



