2026/01/10 07:30 up
最近観たやつで
今めっちゃおすすめしたい映画があるので
その話をします!
これだ
↓
★羅小黒戦記2 ぼくらが選ぶ未来
妖精と人間の暮らす世界を舞台に
黒猫の妖精小黒(シャオヘイ)の
冒険を描いた
中国の大ヒット劇場アニメの2作目です。
あすかはだいぶ出遅れてしまい
もう上映回数が減ってるんだけど
お願いだから
アニメーションの歴史や未来に
興味のある方は、
ぜひこれを観てほしい(T-T)
それなりにアニメ作品を観てきてる人なら
この作品の凄さが分かるはず…
とにかく洗練されてて隙のない
画のクオリティ、空間演出、
台詞での説明に頼らない動きの表現、
そしてアクションの凄さ!!
前作も傑作だったのだけど
今作は特に
アクションシーンが進化していて…
日本を含む東アジアはもちろん、
世界的に見ても現状で最高峰クラスの
アニメーション映画なのは間違いない!
キャラクターの描き込みとかも
わりとシンプルなんですが、
このシンプルな表現、この線の感じで
まだここまで進化していけるんだという
2Dアニメーション表現の
可能性も感じました。
この映像表現だけでも
価値がある作品なのですが
扱っているテーマもよくて
日本ではよく
「ポスト・ジブリ」になるのは何か、
という議論が巻き起こり
たとえばそれは長年、
細田守とか新海誠作品
に期待されていましたが
私は 、羅小黒戦記を見た時
ジブリのDNAはここにあったんや!
と思いました。
特に前作に顕著な
自然との共存というのは
『もののけ姫』『平成狸合戦ぽんぽこ』
のような系譜を感じますし、
それ以外の様々なところで
ジブリ的な哲学を感じます。
前作で
シャオヘイ達が立ち向かう対象は
テロ行為でしたが、
今回は明確に分断と戦争を描いていて
この政治的緊張の中で
戦争より対話と共存を選ぶという作品が
中国から出されて上映されていることの
文化的意義も大きいのではないでしょうか。
戦争もテロもだめだけど
それはそれとして
血湧き肉踊るバトルや
アクションはワクワクするよねっていうのは
フィクションでは両立できることだし、
それがフィクションの
力で、役割でもあると思います。
『落下の王国』の時も書いたけど、
だから私は
物語を、虚構を愛しているのです。
現実に帰るために虚構を愛すのです。
文化で乗り越えるんだよ!
デカルチャーだよ人生は…
羅小黒戦記3が
何事もなく上映される未来を望みます。
今回字幕で見たけど
前作を観る限り
吹替版もすごくクオリティが高いので
また吹替でも観たいなぁ…
(声優陣は
花澤香菜、宮野真守、悠木碧、水瀬いのり
など豪華すぎる布陣❗️)
前作も配信サービスで観れるから
さっさと履修して
劇場に足を運んでください〜
お願いします🙏(?)
★エディントンへようこそ
さっき「おすすめしたい映画」って
書いたけどそれは羅小黒戦記2のことで
これは別におすすめしませんwww
なぜならば
以前、同じ
アリ・アスター監督
『ボーはおそれている』のことを
一生懸命日記に書いたけど
あまりにも説明しづらい映画すぎて
まじで誰にも伝わらなくて
誰も観てくれなかったから…w
今回も
なかなかに説明しづらい作品だぜ!!
コロナ禍、MAGA、陰謀論、
BLM、SNS、
カルト宗教、そしてデータセンター。
極度に誇張され、
戯画化されて茶化されてはいるけど
これが
アリ・アスターが今出す
「現代アメリカ」映画なのかな。
映画観終わって家に帰って
テレビをつければ
まさに
ミネアポリスの射殺事件が報道されていて
映画の続きのような現実…
相変わらず悪趣味で
意地悪な作品ではあるのだけど
個人や実存の問題としての
不安を描いていた
アリ・アスターが
こういう作品を撮る時代なんですね。
村上春樹でいうところの
「デタッチメントからコミットメントへ」
でしょうか。
あと変な映画だけど
ホアキン・フェニックス、
ペドロ・パスカル、
エマ・ストーン、
オースティン・バトラーなど
俳優陣はめちゃくちゃ豪華!
近年エマ・ストーンの出る作品は
ハズレなしですね
西部劇の主人公よろしく
世界を正義と悪の二元論的にとらえ
自分を正義と信じて変な方向に突っ走る
主人公ジョーの愚かさもさることながら、
登場人物のほぼ全員がまともじゃないので
(比較的まともなのは
黒人警官のマイケルと、市長くらいか)
困惑することうけあい!
エンドクレジットが出た時の
「ふざけんな感」はやはり
『ボーはおそれている』を観に行った時を
彷彿とさせました。
相変わらず
ホアキン・フェニックスの扱いがひどい。
とても面白かったです。
以上!新年1発目のキネマ旬報でした〜
あすか



