2025/10/17 12:41 up
あなたの唇が近づくたびに、
空気がゆっくりと熱を帯びていくのがわかるの
首筋をかすめる息、
耳元で混ざる吐息
そのたびに心臓が小さく跳ねて、
身体があなたを探してしまう…。
触れているのは指先だけなのに、
どうしてこんなに奪われていくんだろう
優しいのに、抗えない
あなたに支配されるようなあの感覚が、
怖いくらい心地いいの
ふと視線が絡む瞬間、
ふたりの呼吸の音だけ
あの時間が忘れられなくて、
今もふいに思い出すたびに
体の奥が疼きます
ねぇ またあの続きを、してくれる?
あなたの唇で、まやをもう一度
溶かしてほしい



