2026/01/10 12:21 up
公開初日に見てきました
アニメ版『All You Need Is Kill』
日本原作のライトノベルがトム・クルーズ主演で映画化され世界的ヒットを記録し逆輸入されたループ系SFアクション。ファン待望のアニメ版です。
だが予告編が公開されるや否や大炎上🔥
原作のハードで血なまぐさい雰囲気を完全にぶち壊した酷い作画を見て、私も悪夢として記憶から消し去りたくなりました。
おまけに上映館は全国で11館のみ。横浜ですら1館しかない。これでは配給会社からも『自滅しろ』と宣言されたも同然です。
そんなヤバいと噂のアニメ版の感想を一言で表すと
『脚本とバトルシーンだけは一流の名作』
同じSTUDIO4℃作品であるCiaoの悪夢再来かと予感がしましたが、そこまで悪くはなかったです。
原作の設定の改変の多さが気になりますが、『2人だけが知る孤独な戦い』『甘酸っぱくも悲しい救われないラブストーリー』といった原作で見せ場となる要素が絶妙な具合にオリジナル展開の中に生かされていて、原作小説を読んだ時の感動を再体験出来ました。
全く期待していなかっただけに、油断した私の涙腺は軽く崩壊しました。救いの無いループもの、泣かずにはいられないのだよ……
作画もこだわりのあるSTUDIO4℃なだけあって美しいです。
戦闘シーンにはかなり力が入っていますし、カット毎に見せ方・魅せ方が追求されていることが伝わってきます。
劇中の2人の成長具合も合わさって、終盤になればなる程アクションの迫力・スピード感が上昇して気持ちいいです。
斧を使った戦闘アニメのお手本と言っても過言では無いかもしれません。
各ループが繰り返されるテンポ感も非常に良く全編を通して退屈させられません。最近ありがちな長尺引き伸ばし映画にはぜひ見習って貰いたい。
なのにどうしてあのキャラデザにしたのでしょうか?
脚本が非常に良いだけに、キャラデザの異常さが目立ちます。
主人公は主役なりの個性的デザインとして目を瞑るとして、モブキャラになればなるほど謎にキャラデザの癖が強いせいでノイズとなって集中できません。
ジャケットのデザインに至っては論外。
原作の表紙・漫画・ハリウッドとかっこいいデザインの例がいくつも存在するにも関わらず、なぜあのような動きにくそうなデザインになったのでしょうか?
STUDIO4℃は何かに取り憑かれているとしか思えないので早く全スタジオのお祓いをして頂きたい。
ファンによる過剰評価を抜きにして、作画の癖が強い点以外は名作だと自信を持って薦められます。
だからこそ上映館が少ないこととキャラデザのおかしさはどうにかならなかったのか?と疑問を持たずにはいられません。
その点さえ間違えなければおそらくヒット作になっていたはずなのに非常〜に勿体ない。



