2026/01/08 19:27 up
今年のお正月映画『迷宮のしおり』
マクロスやエウレカシリーズで有名な河森正治監督の最新作です。
河森氏は学生時代に出演するイベントには何度も足を運んだ程好きな監督です。
得意技と言えばやはりロボットとアイドル。本作でもこの2つの要素がお腹いっぱい味わえます。
個人情報の塊であるスマホから生まれた人格と次世代通信規格が起こす現実への侵襲。
『同じことは二度としたくない』と話す河森監督なだけあってアイデアは非常に面白いです。
ただし脚本がめちゃくちゃ。斬新なアイデアだけが1人走りして全体的に退屈です。
マクロスのような耳に残る洗脳音楽も、エウレカセブンのような時を忘れで没入できる圧倒的な世界観も、パンドーラのような思わず口ずさみたくなるキャラの台詞もありません。
ロボット同士の戦闘シーンは盛り上がるには盛り上がります。だけどマクロスの3段階変形やアクエリオンの無限に伸びる腕のようなインパクトのあるシーンも薄い。
河森監督、過去にいくつも後のアニメに影響を与えた名作を生み出してきたのに一体どうしちまったのでしょうか……?
不器用な青年が真っ直ぐすぎる女子に突き動かされて世界を救う。というのが監督の得意な作風なのだから、無理に流行りに乗ってクヨクヨした主人公にしなくてもいいのに…
老人の若作りは大抵失敗します笑
マクロス過去作のメンバーをあれだけ使用するならいっその事、タイトルと内容を『マクロスが好きすぎるJKが異世界に転生した 』とかにすれば今よりはヒットしたのでは無いかと思います。
芸能人を起用した声優の演技も素人感丸出しで、感動的な場面ほど棒読みなので集中できません。
これは河森正治版グリッドマンなのでしょうか?
それともトロンなのでしょうか?
今はそう思うことにします。



