2025/12/17 15:57 up
この時期になると、毎年思い出す話があります。
誰にも話したことがないし、話す必要もないと思っていました。
でも、クリスマスって楽しい記憶と同じくらい、思い出してはいけないものも静かに呼び起こしてしまう気がして。
数年前のクリスマスの夜。
街は賑やかで、どこも明るくて、一人で歩いていても不思議と寂しくありませんでした。
帰り道、いつもは通らない細い裏道を選んだのは、ただ人混みを避けたかっただけです。
その道は静かで、イルミネーションの光も届かず、やけに暗く感じました。
歩いていると、後ろからぬちゃ … という音が聞こえたんです。
雪でも、水でもない。
何か湿ったものが、地面を引きずるような音。
振り返っても、誰もいません。
でも音だけは、私が一歩進むたび、少し遅れて、必ずついてきました。
怖くなって歩く速度を上げると、音も、ほんの少しだけ早くなる。
走ると、
走らない。
それが、いちばん気持ち悪かった。
まるで、私に追いつく必要がないみたいで。
やっと大通りに出て、明るい光と人の声に包まれた瞬間、音は、ぴたりと止まりました。
その日はそれで終わり。
怖かったけど、気のせいだったと思うことにしたんです。
でも。
それから毎年、クリスマスが近づくと、同じ匂いを感じるようになりました。
生温かくて、鉄みたいで、言葉にできない匂い。
そして、部屋に一人でいる夜、背後でたまに聞こえるんです。
ぬちゃ …
振り返ると、何もいない。
でも、床にだけ、私の足跡じゃない
濡れた跡が残っている。
ある年、耐えきれなくなって思い切って振り返りました。
暗い部屋の中で、それは立っていました。
人の形に似ているのに、関節の位置が少しずつずれていて、顔があるはずの場所は、つるんと滑らか。
目も口もないのに、なぜか分かったんです。
ずっと私を見てたんだって。
その瞬間、それは私に言いました。
やっと、今年も一緒だね
声じゃない。頭の中に、直接。
逃げました。叫びました。明かりを全部つけました。
それ以来、それは姿を見せなくなりました。
でも、毎年クリスマスが近づくと、ふと思うんです。
もしあれが、一人でいる人間にしか
近づけない存在だったら。
もし、誰かと過ごしている時間だけ、私を借りているのだとしたら。
今年は、
誰のところに行っているんでしょうね。
そう思ったところで、私は目を覚ましました。
暗い部屋。静かな夜。時計は、午前 3 時。
夢だったんだ、
そう思って、息をついた瞬間。
床に、私の足跡じゃない 、 濡れた跡が、ありました。
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もし選んでもらえたら私はちゃんと嬉しいです。
私は今年のクリスマス、一人で過ごしたくありません。
あの話を思い出すたび、
一人でいる夜が、少し怖くなるから。
だから、もし来てくれたら。
その時間だけは、私のそばにいてください。
一緒にいれば、少なくともその夜
ぬちゃ … という音は
後ろでは鳴らないはずだから。
今年のクリスマス、私はここにいます💕



