2025/12/01 14:17 up
太陽の光に照らされたモミジは絵の具を押し出したかのように鮮やかだった。一年のうち秋の短い間だけチヤホヤされるモミジが、まるで一瞬でテレビから消える一発ギャグ芸人のように思えてほんの少しだけ同情した。モミジの木の下には親子が居た。母親と手を繋ぐ子供は真っ白なビニール袋を持って落ち葉を拾っていた。小さな小さなあわてんぼうのサンタクロースは母親に赤と黄色の愛情をプレゼントした。きっとクリスマスには目の前にいる笑顔のサンタから素敵なお返しが来るのだろう。親の愛情に包まれた子供が僕は心底羨ましかった。
好きなお笑い芸人さんが、架空の小説を書いてそれに合うタイトルをつける「架空小説書き出し」なるものをしてるんです。ももりも小説が書きたいっっ!ということでたまにやっていこうと思います🙂↕️



