2026/01/13 08:32 up
年が明けて、
約2週間遅れで
やっとカレンダーを飾ることができました。
大好きな「相田みつを」のカレンダーです。
他のことに気を取られていたら、
うっかり2026年のものを買うのを
忘れていたのです。
やっぱりこのスペースにはこれがないと、
しっくりときません。
今年のカレンダーの表紙には、
「或日のつぶやき」と題した
こんなつぶやきがされていました。
わたしは長い歳月
上にのびることばかり考えてきて
土の中深く根を張ることを 忘れていたようです
ヒヨロヒヨロと 幹ばかり高くのびて
雑然と枝葉がひろがるようになった時
幹や枝葉の重みに耐えられない 根の弱さに
わたしは初めて気がついたのです
気がついた時には手おくれでした
手おくれとわかったとき
わたしは思いきって
枝葉を落とすことにしました
土のなかのわたしの弱い根と
細い幹に支えられるだけの
わずかな枝を残して
あとは、ばっさりと切り捨てました
それは 根の弱い 幹の細い 力のない者が
なんとか自分を守りながら
生きてゆくための
消極的な、しかもそれなりに
勇気のいる生活の智慧でした
とはいうものの 枝葉を落とすとき
わたしは やっぱりさびしい気がしました
もったいないなあと思いました
しかしおかげさまで いまでは
眼に見えない土の中で
弱かった根が 新たな活動を始めたようです
枝葉を切り捨てた分だけ
いや、それ以上かも…
だれにもわからない 根だけが知る
静かな充実感を持ちながら…
根は、土の中に隠れて見えません。
だから、ついつい見えるところばかりに
気を取られてしまいがちです。
そして、表面的なことばかりを意識して、
少しでも上に行きたいと、
他人と比べては、
安心したり落ち込んだりしています。
「上ばかり見ていると、
足元の何でもない石にも蹴つまずいて
転んでしまいます。
自分の今立つ場所をしっかりと見極め、
その場所で必要なことのために
全力を尽くすこと、
それが一隅を照らすこと」と、
教えられたことを思い出
していました。
相田みつをのつぶやきと
重なるようでした。



