2026/01/02 06:51 up
商売人は最初から少し高めの値段を出す。
それは欲張りたいからじゃなくて
買い叩かれないための保険やと思う。
「高いですね」と言われる前提で
下げられる余白を最初から持っておく。
傷つかないための構えみたいなもの。
一方で学者は真逆のことをする。
数字も言葉もできるだけ控えめにする。
それは弱気なんじゃなくて
非難されないための保険。
断言しないことで
石を投げられない位置に立つ。
どっちも生き残るための知恵やと思う。
「値段で殴られてきた人は高く」言い
「言葉で殴られてきた人は低く」言う。
この二つが混ざるとだいたいしんどくなる。
女風の世界にいると
このズレをめちゃくちゃ感じる。
優しさも安心感も快楽も
「目に見えない価値」を扱う仕事やからこそ
安く言いすぎるとほんまに軽く扱われる。
「ボクなんて大したことないですよ」
「たいした施術じゃないです」
学者的な保険をかけた言い方は
謙虚に見えるけど実際は自分の価値を自分で
下げてしまう。
逆に商売人みたいに強く言い切りすぎると
今度は“信用”を失う。
女風って高く売りたい仕事でもあるけど
同時に強く断言しすぎると怖がられる
仕事でもある。
ボクが大事にしてるのは
値段は安くしない。でも態度は低くすること。
「この時間、この体験には価値があります」
そこは譲らない。
でも
「あなたのしんどさはあなたのペースでいい」
ここは決して急がせない。
女風は買い叩かれないための保険と
非難されないための保険
その両方を同時に持たなあかん仕事やと思う。
価値はちゃんと提示する。
でも心は踏み込まない。
高く言う勇気と低く構える姿勢。
どっちが欠けてもこの仕事は続かへんと思う。
今日もたぶん
誰かは「安くていいから」と自分を削ってて
誰かは「俺は特別や」と強がってる。
そのどちらにもちゃんと理由がある。
ボクはただこの場所で
自分も相手も壊さない立ち位置を
探し続けるだけ。
それが今のボクなりの女風のやり方。
Eveki



