2025/12/27 08:57 up
前に「完全栄養食」って書かれてる
ベースフードを定期配送してた。
(1食に1日に必要な栄養素の1/3が含まれてるって、それ全然完全ちゃうやんと思いながら。)
完全栄養。合理的。効率的。
「これで生活が整うやろ」って思ってた。
でも気づいたら棚の奥で静かに余ってる。
未開封のまま、主張もせず、腐りもせず
ただ理想の俺が失敗した証拠みたいに
そこにある。
皮肉な話やなと思う。
人間の不完全さを減らすためのものが
逆に「俺って不完全やな」って事実を
一番はっきり突きつけてくる。
人は合理性だけじゃ動けない。
今日は健康よりジャンクを選びたい日もあるし
正解より気分を優先したくなる夜もある。
それを排除しようとすると、
生活は整うけど心は置いてけぼりになる。
女風を利用する理由って
「寂しいから」「癒されたいから」
そんな単純な言葉だけじゃ
収まらへんと思ってる。
ちゃんとしてる人ほど、自立してる人ほど
日常では「不完全さ」を出せる場所が少ない。
強くて、賢くて、気遣いもできて
でもそれを毎日続けるのは正直しんどい。
女風の時間って、その「整えすぎた自分」を
一回崩していい場所やと思う。
効率も正解も一旦横に置いて
「今日は甘えたい」
「考えるのやめたい」
「誰かに委ねたい」
それをそのまま出していい空間。
棚に余ったベースフードみたいに
押し込めてきた気持ちがあるなら
それは失敗じゃない。
ちゃんと人間してきた証拠や。
完璧じゃなくていい。
合理的じゃなくてもいい。
気分屋で、矛盾してて
そのままの状態で来てくれたらいい。
ボクはその「不完全な部分」を否定せずに
一緒に過ごす側の人間でいたいと思ってる。
Eveki



