2025/12/21 11:52 up
運動ってちょっと不思議な存在やなと思う。
身体にいいって分かってるのに
始めるまでが重たい。
やってる最中は正直しんどいし
終わった直後は「もう今日はええかな」って思う。
それなのにしばらくすると
また自然と身体を動かしたくなっている。
本来は生きていく中で
勝手にやってたはずの行為やのに
今はわざわざ「運動」と名前をつけて
時間を確保して気合を入れてやらなあかん。
しかも無料のはずが
気づけばジムやウェアやらで
ちゃんとお金もかかってる。
(ウェアにめっちゃお金使ってる人もいるよな。)
健康のためのものなのに
やらないとちょっとした罪悪感が残るし
頑張ってる人を見ると
なぜか心がザワつくこともある。
優しいはずのものが
時々ちくっと刺さってくる。
それでも運動を続ける理由って
「正しいから」じゃない気がする。
汗をかいて息が上がって
身体の感覚が前に出てくると
頭の中の余計な声が少し静かになる。
評価も肩書きも関係なく
ただ「今ここにいる」感じが戻ってくる。
その感覚がたぶん人は好きなんやと思う。
女風の仕事も
どこかそれに似てると思う。
癒しって聞くと
ふわっと優しくて楽なものを
想像されがちやけど実際はそう単純じゃない。
心も身体も
触れられることで動いてしまう分
しんどさが出てくる人もいる。
安心と同時に、戸惑いや照れや
自分の弱さを見せる怖さも一緒に出てくる。
でもその揺れごと含めて
「ちゃんと感じる時間」なんやと思う。
何もしないまま過ぎていくより
少し疲れて、少し乱れて
それでも帰る頃には
呼吸が深くなってる。
運動の後みたいに。
健康的でありながらちょっと異常で。
優しいはずなのにどこか不器用で。
だからこそ人は身体に触れることも
身体を動かすことも
やめられへんのかもしれないなって
そんなことを思った。
そんなことを考えながら
今日もジムに行ってきます。
Eveki



