2025/12/28 16:12 up
お時間ある時に、読んでいただけたら幸いです
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昔々、あるところに
るみという女の子がおりました。
るみちゃんには、
本人も気づいていない
不思議な魅力があったそうな。
「自〇行為を見てほしい」
「顔を踏んでほしい」
そんな願いを口にする若者が、
後を絶たなかったと申します。
初めのうちは戸惑い、困っておったるみちゃん。
じゃが、不思議と嫌ではなく、
むしろ――
自分にだけ見せてくれること。
自分にだけ委ねてくれること。
それが嬉しく、
若者たちが次第に愛おしくなっていったそうな。
月日が流れ、
るみちゃんはようやく気づきます。
――これは、同情ではない。
――奉仕でも、偶然でもない。
自分の本当の欲であることに。
そして、
るみちゃんは出会うのです。
「Eternity ~若妻の悪戯~」
という、
自分の想いとぴたり重なる場所に。
かつて救えなかった若者たちを、
今度は“解放する側”として迎えるために。
今日もどこかで、
るみちゃんは微笑みながら
扉を開けているそうな。
めでたし。
めでたし。



