2025/11/12 22:14 up
電車の中。向かいに座った男性が、微かな苦悶を刻んだ顔のまま、電池が切れたようにゆらゆらと眠っていました。
年齢は私より上、50代前後でしょうか。
手にはしっかり、開いたままの資格試験の教本が握りしめられていました。
本はよれて、書き込みがすごかったです。
どこを目指しているのかな、一日どれくらい勉強しているんだろう？
奥さんや子どももいて、仕事や家庭、趣味と折り合いをつけながら、自分のやりたいこと、あらたな道を模索しているのかな。
奥さんや子どももいて、仕事や家庭、趣味と折り合いをつけながら、自分のやりたいこと、あらたな道を模索しているのかな。
彼の「冒険」を感じられるような寝顔にキュンとして、失礼にならないようそっと見つめてしまいました。
人は、色んなものを背負いながら長い人生を生きてきて、実際に、中年以降の人生のほうが長いですね。
少年漫画の主人公を好むように、昔は無意識に若さや勢いに価値を感じていたけれど、
自分もその年齢になり、中年以降の人には若い頃のみずみずしさとはまた違う素敵さがあると、本当に感じます。
得たものだけでなく、葛藤や摩耗を経て、醸されて作り上げられてきた、その人だけの魅力です。
ご縁で今一時的にこの仕事をさせていただいてますけど、服を脱いでいても、(だからこそ？)年月をかけ築かれてきたその方の魅力が伝わってきます。
コミュニケーションのとり方、女性への触れ方、感じ方も、人それぞれの歴史や個性を感じ、それぞれ愛おしさがあります。
コミュニケーションのとり方、女性への触れ方、感じ方も、人それぞれの歴史や個性を感じ、それぞれ愛おしさがあります。
せっかくなので、色んな方の、その人ならではの魅力、年月を経て培ったものにたくさん触れさせていただきたいなあ…と思っているこの頃です。
