2026/01/08 20:13 up
・本作は『高速戦隊ターボレンジャー』に続いて2組目の高校生戦士であり、溌溂とした学生メンバーによる学園ドラマが展開される。
パソコンの普及等の世相に合わせてか、インターネットや電子機器が主なモチーフとなっている。
パワーレンジャーシリーズとの連動を見越して、当時アメリカのドラマで流行していた宇宙要素も導入され、学園ドラマだけでなくSF的な展開も多く盛り込まれた。
又、作中での『メガレンジャー』はゲームセンターで稼働する格闘ゲーム、と言う設定は90年代の格ゲーブームの影響を感じさせる。
・特撮技術の発展も大きな見所で、グルングルン動く大胆な3DCG等が意欲的に使われている。
これ以前の作品でも少しずつ使われていたCG合成は、本作をもって戦隊シリーズに定着したと言う意見が強い。
・プロデューサーは高寺成紀氏が前作『激走戦隊カーレンジャー』から続投。
・メインライターは『電脳警察サイバーコップ』や『ドラゴンクエスト ダイの大冒険(旧アニメ版)』等の多数の子供向け作品を手掛けた武上純希がシリーズ初参加。
東映特撮には『有言実行三姉妹シュシュトリアン』に参加経験があり、その流れで本作に参加する運びとなった。
・サブライターには前作から唯一の続投となる荒川稔久氏、元タツノコプロ社員と言う異色の経歴を持つ柳川茂氏、そして、当時新進気鋭だった小林靖子氏の3名が登板。
特に小林氏は初参加ながらもメガシルバー関連等の重要エピソードや、後述する終盤の衝撃的な展開など多くの本数を手掛けた。
スーパー戦隊シリーズにおいて最終盤のストーリーはメインライターが全話執筆する事が基本だが、本作最終盤の3話は小林氏(49話)→武上氏(50話)→荒川氏(最終回)と言った具合に3人の脚本家がローテーションで執筆、そしてメインライターが最終回を書かないといった珍しいスタンスとなっている。
・劇伴は『夢戦士ウイングマン(アニメ版)』・『闘将!!拉麺男』・『ママレード・ボーイ』等、東映アニメ作品での参加経験も多い奥慶一氏が担当。
シリーズには『超新星フラッシュマン』の主題歌編曲で関わりはあったものの、特撮作品の劇伴を手掛けたのは本作が唯一となる。
・変身前の状態では殆ど戦闘シーンがなく、名乗り上げや決めポーズをたまにしか行なわない。
・止めの必殺技はメンバーの武器をすべて合体させたもの(いわゆる合体バズーカ)ではなく、レッドのドリルスナイパーとそれ以外の4人のマルチアタックライフルによる同時攻撃となっている。
・怪人が倒されないまま自らの意思で巨大化し、そのままロボ戦に移行する珍しいパターンも見られた。
この様に戦隊シリーズ全体から見れば異色とも取れるような要素が多い。
だが、3クール目を過ぎた辺りの、特に悪のライバル戦隊である『邪電戦隊ネジレンジャー』が登場してからは生身での戦闘シーンや名乗りポーズが恒例化。
従来の戦隊シリーズに沿った作風となった。
・変身バンクや勝利演出等の細かい所の描写がコロコロ変わって安定しないのも本作の特徴で、CMに入る時のアイキャッチのBGMも放送枠以降に伴って変更されている。
・基本的には高校生ならではの軽いノリで話が進展するものの、時には真面目で教訓的な内容も見られる。
メンバーが高校生と言う事で淡い恋愛模様が繰り広げられたり、年長者から大切な事を学ぶと言う話もある。
各話のシナリオはバリエーション豊かなものが揃っており、90年代戦隊の中でも屈指のドラマ派として今尚根強い人気を誇る。
その一方で終盤で周囲に正体がバレた挙句、守るべき民間人から非難を受けると言う過酷な展開は放送当時物議を醸した。
・こういった展開は『メタルヒーローシリーズ』等の他の東映特撮作品では何度か出てきた描写ではあるものの、『スーパー戦隊シリーズ』においては本作以降は27年後の『爆上戦隊ブンブンジャー』まで長らくなかった。
それだけ批判的な意見が多かったとも推察されるが、終盤の3話を一気に費やして描いた事もあって見ごたえのある内容になっている(一方、3話で描き切るには流石に無理がある内容だったとして、そこを否定的に捉える意見もやはり少なくはない)。
・放送時間の変更
放送時間帯は、当初は毎週金曜17:30〜17:55であったが、第8話以降から毎週日曜7:30〜8:00、即ち今で言うニチアサキッズタイムへと移動となった。
これは、『ステーションEYE』が放送されていた平日18時台のニュース枠を17時台からの2時間枠に拡大した『スーパーJチャンネル』の新設に伴う理由との事。
・『47戦隊×47都道府県』では鹿児島県を担当。
本作にメガシャトルと言うスペースシャトルをモチーフとしたマシンがあり、スペースシャトル繋がりで種子島にロケット打ち上げ施設が存在することからと思われます。
いかがでしょうか、興味を持って頂けたら是非ご視聴下さい😇



