2025/12/22 18:04 up
・『仮面ライダーファイズ』
ギリシャ文字のΦがモチーフ。
数字表記および変身コードは『555』。
作品名を表す時は数字で『仮面ライダー555』。
このキャラクターを表す時はカタカナで『仮面ライダーファイズ』と表記するのが通例。
フォトンストリームの色は低出力だが、最も安定した赤。
最も後期に開発されたシステムであり、ツール数も最多。
更にライダーズギアの中で唯一強化変身(フォームチェンジ)が可能であり、拡張性の高い設計となっている。
3つのベルトに共通して言える事だが、あくまでスーツ自体は強化装甲服の様な位置付けなので、結局の所、ライダーとしての強さは装着者の格闘能力に左右される事となる。
ベルトの性能が対オルフェノクに特化しているとは言え、素の戦闘力自体は幹部クラスのオルフェノクと比べて圧倒的に高いと言う訳ではない。
それこそ「変身しない方が強い」とか「バイクの方が強い」とかネタにされる程。
実際、シリーズ全体を見ても総合スペックは主役ライダーとして最低クラスであり、これより弱いのは仮面ライダー龍騎 ブランク体や仮面ライダー電王 プラットフォーム等の未完成形態ぐらいしかない(一応、仮面ライダージョーカー等にはぎりぎり勝っている)。
尚、相手がオルフェノクでも個体によっては通常のキックでも倒す事が可能とされており、第1話では通常のキックでスティングフィッシュオルフェノクを倒している。
又、巧は長年使いこんだ為かカタログスペックから逸脱した力を引き出しており、ファイズよりも高性能であるはずの新型ライダー相手に善戦して勝利を収める事も多い。
圧倒的な戦闘力差がある上級と下級オルフェノク間でもいざ戦いとなると一撃で勝敗がつく事はほぼ無い。
※必殺技で大概のオルフェノクに致命傷を与える事が出来るのは大きなメリットと言える
・『アクセルフォーム』
デジタルウォッチ型デバイス『ファイズアクセル』(型番SB-555W)のミッションメモリーをファイズフォンに装填する事で「Complete.」の音声と共に変身。
巧がこれを攻撃に使用した場合、100%の殲滅率を誇る、正に一撃必殺のフォーム。
排熱の為に胸部装甲・フルメタルラングが左右に跳ね上がる様に展開して肩アーマーとなり、内部が露わになる。
又、目は赤色になり、全身に流れるフォトンストリームは銀色に変化する。
この銀色のフォトンストリームはファイズのフォトンブラッドの限界値であるが、そこは安全設計のファイズギア。
ちゃんと安全装置が備わっており、アイドリングタイムを含めて変身後35秒経過すると「Reformation.」の音声と共に自動で通常形態に戻る。
もし、無理に35秒以上変身し続けると臨界点を突破し、スーツも自壊する上に装着者は大量のフォトンブラッドを浴びて即死、更に空気に触れて劣化したフォトンブラッドにより周囲3km四方が汚染されるという時限爆弾と化す
最大の特徴は、起動中にファイズアクセルのスイッチを押す事により「Start Up.」の音声の後、カウント開始と共に発動するアクセルモード。
10秒間だけ通常の1000倍の速度での移動が可能になり、10秒経過すると「Time Out.」の音声と共に機能が停止する。
その間100mを僅か0.0058秒で走る事が出来、秒速に換算すると実に17.2km/s。
ちなみに時速にすると脅威の62068km/h。
音速に直せばこれまた驚異のマッハ52。
ちなみに第三宇宙速度はおよそ60100km/hなので、地球脱出どころか余裕で太陽系の引力を振り切れる。
※後続の高速ライダーである『仮面ライダーアクセルトライアル』や『仮面ライダーオーズ ラトラーターコンボ』、『仮面ライダードライブ タイプフォーミュラ』をも遥かに凌ぐ
参考までに、2番手のタイプフォーミュラで3000km/h程。
とはいえ、タイプフォーミュラの加速には時間制限はなく、肉体への負担こそ掛かるが、繰り返し使用も可能なので、一概には比較できない点には注意。
この時轟き渡るエキゾーストノイズが示すように、壁や天井を走れるほど猛烈なダウンフォースが発生している。
・『ブラスターフォーム』
ファイズの最強フォーム。
アタッシュケース型デバイス「ファイズブラスター」にファイズフォンをセットし、「Awakening.」の音声の後、中央部のボタンで再び「555+Enter」のコードを入力して「Standing by.」の音声と共に人工衛星イーグルサットから変身コード受信、フォトンストリームが再構成され、ファイズブラスターからスーツと装甲が送られて変身する。
手順を逆にして変身待機状態のファイズフォンをセットする事でも変身は可能で、最終回や『パラダイス・ロスト』での変身シークエンスはこちらだった。
劇中映像等を見る限り、こちらのスーツは新たに製造された2号機なので、厳密には通常のファイズとは別のライダーである。
要は仮面ライダー史上初の「乗り換え」。
※尚、これの次の乗り換え主役ライダーは実に約17年振りとなる『仮面ライダーゼロワン』の『仮面ライダーゼロツー』
この形態になるとファイズドライバーからファイズフォンが外されるが、スーツ自体にフォトンブラッドが行き渡る。
逆に何も流れなくなったストリームラインは絶縁体「ブラックアウトストリーム」として機能し、スーツの崩壊を防ぐ。
増大したフォトンブラッドをファイズフォンなしで制御する為、胸部、両手、両足、バックパックにそれぞれ制御回路「フォトンブラッドサーキット」が搭載されている。
この形態ではフォトンブラッドが自動で生成・制御されるため、ファイズドライバーは「ブランクドライバー」となり、完全な飾りとなる。
公式でもはっきり「不要」と断言されているが、フォトンストリームの構成・収納時にファイズドライバーが反応しているので変身時には必要なのかも知れない。
スーツの全身そのものに赤いフォトンブラッドが通っているため、上級オルフェノクさえ圧倒する程のパワーを誇る。
いわば全身がフォトンブラッドの鎧であり、表面エネルギーはファイズエッジ(ミディアムモード)並の出力。
その為、通常のオルフェノクは触れただけで灰化する。
同時に防御力も尋常ではなく、ドラゴンオルフェノクの龍頭双甲、ホースオルフェノク激情態の魔剣ホースソード、仮面ライダーオーガのパンチを食らってもビクともしない程に強固。
全身にフォトンブラッドが満ちているので危険そうに思えるが、赤く変色したインナースーツ「クリムゾンクロス」の内部に冷却繊維物質「クーラントサブスタンス」が通っている為、変身者はフォトンブラッドの影響から保護される。
しかし、変身時のキックバックが強すぎる為、上級クラスのオルフェノクでなければ変身に耐えられないリスクがある。
背中にはPFF(フォトン・フィールド・フローター)と言うマルチユニットを装備している。
ファイズブラスターへのコード入力で様々な機能を発揮する。



