2025/12/16 22:13 up
みいちゃんの死は、単なる不運ではありません。
教育・家庭・医療・福祉、全ての機能が彼女を見放した事による、社会構造的な死です。
①学習障害を持っていても理解されない
②支援が必要でも拒まれる
③依存先が暴力的でも抜け出せない
④周囲の善意すら届かない
この様に、彼女の人生は『助けられない』ではなく『助ける気がない』社会の姿を炙り出しているのです。
・読者が突きつけられる『あなたは気付けたか』と言う問い
この作品は、読者に静かに問いかけてきます。
みいちゃんの様な人が、目の前にいたとして、あなたは何か出来ただろうか?
読者はみいちゃんに対し、最初は「めんどくさい子」・「空気の読めない子」と言う偏見を持ってしまうかも知れません。
けれどその偏見こそが、彼女の命を遠ざけた社会の視線と重なるのです。
・犯人は『社会全体』
みいちゃんを殺したのは『誰か一人』ではありません。
むしろ、
① 誰もが「関係ない」と思った事
②誰も「声をかけなかった」事
③誰も「制度を変えようとしなかった」事
それらが積み重なって、彼女を『存在しないもの』にしたのです。
それこそが、作者が私達に突きつけた『本当の加害者』の姿なのではないでしょうか?
・まとめ
『みいちゃんと山田さん』は、夜の街・歌舞伎町を舞台にしたキャバクラ嬢の話でありながら、その本質は、『見過ごされ、見捨てられてしまった命』の話です。
みいちゃんという少女は、
①障害があることを理解されず
②家庭でも社会でも孤立し
③愛されたいが故に自分を壊して行く
そんな姿を通して、現代社会が抱える問題を鋭く突きつけて来ます。
読後は、重苦しく、言葉に出来ない感情に包まれます。
けれどこの物語が伝えているのは、現実に生きる誰かを見逃してはいけないと言う『まなざし』の重要性です。
私達はどこまで、他者の痛みに気付けているだろうか?
そして、誰かに優しくすると言う事。
誰かの生きづらさを見過ごさないと言う事。
その大切さを、みいちゃんはその儚い命をもって私達に伝えてくれたのだと思います😢
※2025年12月現在、まだこの作品は未完の為、この先がどうなるのかめちゃくちゃ気になります
いかがでしょうか、もし、まだ未読だったり途中までしか読んでいない方も、最新話が更新されるまでの間に過去話を見返してみてはどうでしょうか😇?



