2025/12/16 19:10 up
可愛らしい新人キャバ嬢のみいちゃんと先輩の山田さんとの交流を描いた物語かと思いきや、読み進めるうちに、重く苦しい現実と『避けがたい結末』が浮かび上がります。
彼女は何故死ななければならなかったのか?
誰もが関係者で、誰もが傍観者だった。
この作品は、現代社会が抱える『見捨てられる命』の真実を鋭く描いています。
今回はこの作品を語りたいと思います。
※ネタバレあります
・衝撃的な結末
みいちゃんの死、それは物語の冒頭で『12ヶ月後に死ぬ』と言う事実として読者に提示されます。
しかし、その過程で何故彼女が殺されなければならなかったのかと言う背景が、読者に深い衝撃を与える展開となっています。
・覚◯剤を打たれ、山林に遺棄される
みいちゃんが何者かに覚醒◯を投与され、意識を失った状態で山中に遺棄されると言う残酷な描写が描かれます。
誰がやったのか明言されないまま、彼女の最期が描かれる為、読者は作中に登場する様々な「怪しい人物達」を振り返らずにはいられません。
・犯人の特定はされないまま
現状では、犯人が明確に特定されてません。
しかし、それこそがこの作品の核心であり、「誰でもやりかねなかった」・「誰もが少しずつ彼女を追い詰めていた」と言う社会的メッセージを強く印象づけます。
・山田さんの涙
唯一、みいちゃんの死に真正面から向き合ったのが山田マミ(山田さん)でした。
彼女は、どこか不器用でまっすぐなみいちゃんを最後まで気に掛け、優しさを向けていた存在。
みいちゃんが亡くなった後、彼女の死を悼む様に静かに涙を流す山田さんの姿が描かれます。



