2025/11/30 17:13 up
聖書からの引用が沢山あるのですが、知らなくても楽しめます。
キリスト教や聖書の知識があるとより一層楽しめると思います。
得体の知れない存在の不気味さ、過激化していく信者の恐ろしさ、人を愛し赦すという感動が詰まっていました。
ちなみに原題は『Midnight Mass』です。
今回はこの作品を語りたいと思います☺️
※ネタバレあります
①あらすじ
ライリー・フリンは飲酒運転で事故を起こし、少女を轢き殺してしまう。
4年の服役後、ライリーは故郷であるクロケット島に戻って来た。
海に囲まれた人口127人の小さな島の主な産業は漁業で、住民の多くはカトリック教徒だったがミサの参加人数は少なく活気はなくなっていた。
母アニーはライリーの帰島を歓迎するが、父エドと弟ウォーレンは戸惑っている。
同じ頃、一人の若い神父がクロケット島にやって来た。
巡礼の旅に出たまま体調を崩した島の老司祭・プルーイットの代役を務めに来たと言う。
新たな神父のおかげで教会に活気が戻り始めるが、住民同士が抱えていた対立も深まっていく。
②ネタバレ感想
・舞台となるクロケット島
飲酒運転で死亡事故を起こしてしまったライリー・フリンが4年の服役後に帰って来た故郷クロケット島は、海に囲まれたとても小さな島です。
本土(アメリカ本土だと思われます)と島を結ぶ定期船が一日二便出ている様です。
3年前に石油会社が石油流出事故を起こし、しばらく漁が出来ず魚も食べられずだったとライリーの母・アニーが愚痴ります。
不便で娯楽も少ない閉鎖的な場所なので、出て行ってしまう人が増えて絶賛人口減少中の島な訳ですが、島内には学校があって子供もいます。
島には聖パトリック教会があり、住民の大半はカトリック教徒な訳ですが、ミサに通う熱心な信徒は少なくなってきています。
不便さも勿論ですが、こう言う小さなコミュニティだと住民全員が顔見知りになる訳で、〇〇さんちの××くんが何をしたって言う話は皆が知ってる状態になる訳ですよね。
こう言うの、個人的にはキツいと思うんですよね。
飲酒運転で人身事故を起こしたライリーにとって、この環境でのやり直しはなかなか大変でしょう。
それも彼が受けるべき罰の内かも知れませんが。
島にはハッサンと言う保安官がいるのですが、彼は最近赴任してきたばかりの新参者で、イスラム教徒である事もあり、住民とはまだ信頼関係を築けていません。
特に熱心なキリスト教徒であるべヴァリーは異教徒である保安官への当たりがキツイです。
ベヴァリーはアルコール依存症のジョーに対してもあからさまに敵意を見せていたり、ライリーの事も不信に思っていたりと、認めない人間に対して非常に見下した態度をとりがちです。
なので、陰で少年達から揶揄されたりクレイジーだって言われちゃったりしてます。
教師であるエリンも独善的で高圧的なベヴァリーをあまり良く思ってません。
住民同士の不和がある状態ですね。
いつもどこかどんよりとした雰囲気の島で、私はここには住みたくないと思ったのですが、景色はとても綺麗です。
小屋みたいな家々が可愛らしいですし、何といっても雄大な空が綺麗。
一日観光に訪れたりするのは良いかも知れない…けど、これといった観光スポットもなさそうでしたね。
驚いたのは、こんな僻地でも子ども達がいけないお薬をやってるって事です。
流石アメリカ、こんな所にも売人がいるとは(笑)。



