2025/11/28 23:13 up
一方で気になるのが、実は主人公の小田島です。
彼はある種の『ストーリーテラー』である訳ですが、あの家に纏わる事件の顛末を全て知り尽くしているかの様な印象すら受けます。
彼が本にしている出来事は、彼が見てから書いているのか、それとも書いた事が後追いで現実になっているのか…。
思えば、過去と現在、そして未来が入り組んだ世界観って、創作者の脳内を覗いている様でもある。
つまり、小田島の頭の中で過去に起きた出来事が現在に干渉し、現在の出来事が干渉しながら物語を構築していっており、そのプロセスがこのドラマとして視覚されていると言うメタ的な構造で読み解く事が出来る作品なのかも知れないと言う可能性です。
又、小田島が子どもを持っていない理由と言うのは、劇中の過去軸の描写で彼が黒い影の女性(聖美?)に子どもを奪われた一件と何か関係があるのかも知れません。
彼があの家で起きている事件の根幹に関わっている事は間違いなさそうですし、その秘密が続編で明かされて行くのだと思うと、ワクワクします(続編希望)。
③まとめ
実は前半はそれほど怖くなかったんですけどね(笑)。
何と言うか、明るい舞台設定で残忍な描写と言う組み合わせもかなり多く、それが非常に恐ろしかったですね。
これまでのシリーズでは基本的に暗い場所に引き込むと言うパターンが主体でしたが、それに依存しないスタイルで新たな恐怖の形を模索しようとする試みは秀逸でした。
又、80年代~90年代の実際の事件に関する報道で時系列を説明しつつ、残忍な事件の時間を超えたリンクを表現していたのも見事だと感じましたね。
三宅唱監督の照明の使い方が強烈な映像を作り出していた事もあり、怖いとは感じつつも、非常に楽しむ事が出来ました。
いかがでしょうか、興味を持って頂けたら是非ご覧下さい😇



