2025/11/17 22:13 up
・これまでのシリーズにおける戦隊結成の経緯は、「軍からの選抜」・「平凡な民間人がある日突然血筋や素質を見抜かれる」と言った、言ってしまえば巻き込まれ型が中心だったのに対し、本作では「メンバーが自発的に戦隊を結成する」と言う新たな試みがなされた。
又、主人公達5人は厳密にいえば地球人であるものの、宇宙育ちであり地球の事を全く知らず、「地球以外の文明圏からやって来た」と言うのも重要なポイント。
これもシリーズ初の試みであり、ある意味『ファンタジー戦隊』としての要素も併せ持つ。
後年の戦隊にも「異世界からやって来た為に地球の文明の事を知らない」と言うカルチャーギャップが描かれた作品は幾つかあるが、このフラッシュマンは文明を知らないまま育った故か、ヒーローとしてのフィジカルの強さに反して精神年齢が低く、IQが溶けるような会話を繰り広げる事もしばしばある。
基本設定こそシビアであるものの、それとは正反対の呑気さ・無邪気さから来るギャグ描写も本作の特色の一つとなっている。
・『超電子バイオマン』から劇伴を手掛けてきた矢野立美氏は、主にアイディアの枯渇を理由に本作の担当を辞退。
代わりに、同時期に挿入歌などを手掛けて親交のあった田中公平氏がBGMを担当する事となり、結果として本作は田中氏がBGMを担当した唯一の東映特撮作品となった。
全体的にポップな感じの楽曲が多い一方で、いわゆる処刑用BGMは燃える曲調のものが多く、今尚高い人気を誇る。
・主題歌を作曲したのはゴダイゴを解散してソロ活動を開始したタケカワユキヒデ氏で、3年連続で歌謡・ニューミュージック出身の人物が起用された。
歌唱は北原拓氏。
タケカワ氏の息子は父が歌うと信じ込んでおり、後楽園ゆうえんちのショーで北原氏が歌っているのを見て「歌わせてもらえなかったんだ」と父親に言ったと言う。
・ナレーターには後にラジオ番組『JET STREAM』の2代目パーソナリティを務める小野田英一氏が起用された。
・本作は『科学戦隊ダイナマン』からキャラクターデザインを担当した出渕裕氏が最後に関わった1980年代戦隊でもある。
・マスクから素顔が見えて変身前のキャスト者との一体感を強調した「シャットゴーグル」等のアニメを意識した演出も採用されている。
これには一人ずつ行うパターン、最も多用されたサイコロの5の形のように行うパターン、その他には5人が並んで行うパターン、5人が頭を付け合って星型で行うパターンがあった。
マスクから素顔が見える演出は後に『救急戦隊ゴーゴーファイブ』や『忍風戦隊ハリケンジャー』、『メタルヒーローシリーズ』の『レスキューポリスシリーズ』でも取り入れられている。
ちなみにシャットゴーグルに使っていたマスクは、ほとんど変身でしか使った事がない。
と言うのも、マスクが前半分しか無く、後ろは下面(マスクの内側に被る全身タイツの頭から胸の部分だけ切り取った様なもの、首の部分の白か黒の生地がそれ)が丸見えだかららしい。
又、ジン役の垂水氏によると「俳優は床に寝た状態で特効スタッフがワイヤーを引いてゴーグルを閉じる」と言う撮影方法だったらしい。



