2025/11/12 21:13 up
・今作の大きな特徴として、後に各種ロボットアニメ等で名物デザイナーとなる出渕裕を起用した点が挙げられる。
これにより、怪人やメカのデザイン等のビジュアル・コンセプトにアニメ的な要素が加わり、より洗練されたものになった。
・『スーパー戦隊シリーズ』は今作を境に放送枠の都合で本編の時間が若干短縮されている。
それが全体的なストーリー展開にも影響を与えたのか、簡潔な場面はより簡潔に、重要な場面は各話完結の枠を超えて複数回に跨って描写される様になっていった。
尺の切り詰め方は驚異的で、回によっては、あの『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』とほぼ互角か、もしくはそれ以上の展開の速さで敵が襲ってきたりする。
進化獣に代わる強敵メカシンカの登場やそれに対抗する為の新必殺技の獲得、新幹部である女将軍ゼノビア参戦によるジャシンカ帝国の内部分裂や夢野博士の過去等、連続性のあるストーリーは高い評価を獲得し、この手法は後のシリーズにも受け継がれた。
又、スーパー戦隊初のアンチヒーロー・『ダークナイト』の登場は新たなファン層の拡大に貢献した。
・番組開始当初はまだ必殺技等の演出に試行錯誤が見受けられたが、回が進むごとにマイナーチェンジを繰り返し、徐々に完成されていった。
そしてダイナマンと言えば圧倒的な量の爆発である。
鈴木武幸プロデューサーによれば、その火薬の使用量は過去最高であったとの事。
それらをフルに活かした必殺技の『スーパーダイナマイト』及び『ニュースーパーダイナマイト』のインパクトも絶大であった。
だが、あまりにも使い過ぎた為に本作以降は自重して火薬の量が減らされたと言う(笑)。
当時としては過去最高、以後は使用量が減少と言う事は、必然的に、本作=最も爆破シーンが激しい戦隊作品と言う事になる。
現在は諸々の規制が厳しいため国内での大規模な爆破シーンの撮影は難しい。
映像製作上はCGで十分代用可能になった事も踏まえれば、今後『ダイナマン』の規模を超える様な爆発を行う作品が現れる可能性は低いだろう(『マジレンジャー』のOP撮影が一部海外ロケで行われたのは、爆破シーンを撮る為だったと言われている)。
・OPからして爆発のオンパレードであり、タイトルコールから歌詞が流れるまでの約19秒間に14回も爆発している。
その甲斐あって今では『火薬戦隊』と呼ばれるまでになっており『特撮=決めポーズをすると背後で爆発』と言うイメージを定着させた作品と言っても過言ではないだろう。
九州等を舞台とした特殊な地方ロケが度々行われるのも本作の特徴で、それぞれの場所での地の利や観光名所を活かした戦闘演出は見ごたえがある。
・企画当初は野球をモチーフにした『戦隊Vリーガー』になる可能性もあったらしく、スーツのデザインにその名残がいくつか見受けられる。
・次回予告は前作を踏襲し硬軟織り交ぜたものになっているが、放送時間が短くなった10話からは30秒から15秒に短縮された。
又、43話の予告からは基本的に真面目な予告になり、コミカルな要素がほとんどなくなった。
・『47戦隊×47都道府県』では秋田県を担当。
大量の爆発シーンが特徴的な作品ではあるが、その爆発が秋田の大曲の花火を彷彿させると考察される。
・本作の最終回の内容について、「こんな結末はジャシンカ帝国があまりにも可哀想なのではないか?」と言う疑問の声が非常に多く寄せられたと言う(言ってしまえば、もはやダイナマンとジャシンカは戦う理由が無くなってしまった為)。
それだけ、ただ敵として滅ぼすには余りにも惜しいキャラが多かったと言う証でもあろう。
今の戦隊作品だったら、メギドやキメラは追加戦士にする事も出来たんじゃないか、とする声もある位である。
その声を受けてか、次作『バイオマン』では悪役側のドラマがより丁寧に掘り下げられ、次々作『電撃戦隊チェンジマン』では遂に悪役側との和解・救済が描かれる事となる。
・長年「名乗りの際に起こる爆発で敵を倒せばいいのに」とツッコまれ続けてきたダイナマンであったが、映画『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』でとうとうそれが実現する格好となり、観客の腹筋を崩壊させた(笑)。
・本作も『スーパー戦隊シリーズ』の例に漏れず劇場版が存在する。
だがこれを後に数シーンをカット・編集した上でTVでも通常の話として放送すると言う非常に珍しい展開となっていた。
・雑誌『月刊少年ギャグ王』にて連載されていたマンガに『すすめ!!ダイナマン』と言うものがあるが、『科学戦隊ダイナマン』との関係は一切ないオリジナル作品である。
実際にはあちらはボンバーマンのパロディ。
・『パワーレンジャー』よりも前に1987年から88年にかけてアメリカで放送された事があるが、序盤の6話のみである上にギャグ風の吹き替えが行われている。
タイでも放送されていたらしく、現地語版の主題歌映像が残されている。
いかがでしょうか、興味を持って頂けたら是非ご視聴下さい😇



