2025/11/04 19:04 up
・原作は石ノ森章太郎先生。
小学館『週刊少年サンデー』でも石ノ森先生によるコミカライズ版が連載。
当初はSFスパイアクションだったが、途中で『がんばれ!!ロボコン(漫画版)』と世界観を共有しているギャグ漫画『ひみつ戦隊ゴレンジャーごっこ』に変更されている。
(そのため『ごっこ』と『石ノ森版のTVシリーズコミカライズ』を、原案は同一としたうえで別個の漫画作品と扱うケースもある)
・今でこそ『スーパー戦隊シリーズ』の記念すべき第1作となっているが、当初は後番組『ジャッカー電撃隊』と共にスーパー戦隊の枠に入らず、今作と『ジャッカー』、そして東映版『スパイダーマン』を踏襲した八手三郎原作の『バトルフィーバーJ』が第1作扱いだった。
・12作目・12チーム目の『超獣戦隊ライブマン』がアニバーサリー作品になっているのも、当時は『バトルフィーバーJ』が1号相当だった、つまり『ライブマン』が10作品目であったからである。
しかし、『超力戦隊オーレンジャー』もしくは原作者が死去した辺りから扱いが変わり、『未来戦隊タイムレンジャー』の時に正式にスーパー戦隊シリーズにカウントされた。
現在では本作が第1作、『ジャッカー』が第2作、『バトルフィーバーJ』が第3作になっている。
ナレーションは14話までが田中信夫、15話以降は大平透が担当。
次回予告は第18話までが通常の内容紹介、第19~41話では内容にはあまり触れず大平によるなぞなぞの出題、第42話以降は再び内容紹介に戻った。
・本編のサブタイトルには必ず色の名前が入っており、具体的にはゴレンジャーの色である赤、青、黄、桃、緑の五色と黒十字軍の黒、そして銀、紫、白、オレンジの計十色のいずれかとなる。
これは「いかにもカラフルなヒーローのサブタイトルらしい」と好評だったのか、『ジャッカー』以降も初期作品群ではままみられる他、「色の名前を入れる」でなくてもサブタイトルに規則性が存在する戦隊作品は非常に多い(例として『獣電戦隊キョウリュウジャー』なら必ずオノマトペか感動詞から始まる、『魔進戦隊キラメイジャー』なら東映が配給した旧作映画のタイトルをもじったもの、本当に非公認なアレのTVシリーズは全話「戦隊レッドと~」等)。
この意味でも最初の作品ですでにあるあるネタが固まっていると言えるだろう。
・アカレンジャー/海城 剛を演じる誠直也氏は、「声も顔も怖い(それどころか髪型や私服のセンスすら怖い)」としばしばネタにされる。
独特のドスの利いた声による「ア゛カ゛レ゛ンジャッ!!」と言う決めゼリフが印象に残っている人も多いと思います(笑)。
・アオレンジャー/新命 明を演じる宮内洋氏は、原作者の石ノ森章太郎先生の推薦で起用されたのだが、当時のスケジュールは非常に多忙で、5人のヒーローで1つのチームと言う戦隊の構図も世の中に存在しなかった時期であり、5人の内の下っ端のオファーが来たと思い込んでしまった結果、当初は出演を固辞していた逸話は有名。
その際に石ノ森先生に「アカレンジャーは宮本武蔵、アオレンジャーは佐々木小次郎」と説明されて出演を快諾した。
その後『仮面ライダー(新)(スカイライダー)』の第34~35話に客演した風見志郎は何故か殆どこの新命明のようなキャラへと豹変しており、格好も決め台詞も新命明のものだった(笑)。



