2025/11/02 17:13 up
『M3GAN/ミーガン』は2023年1月6日に公開されたアメリカのサイコ・スリラー映画。
監督はジェラルド・ジョンストン。
原案は『SAW』・『インシディアス』シリーズを手がけたジェームズ・ワン。
製作は『ハッピー・デス・デイ』シリーズなどを手がけたジェイソン・ブラム。
日本では同年の1月27日に公開予定だったが、6月9日に延期された。
AI人形<M3GAN>が、行きすぎた愛情と狂気から惨劇を生む。
アメリカではミーガンのダンス動画がSNSを中心に大バズりし、公開前から続編が決定したと言われるほどの人気ぶりを見せる(実際に続編は作られた)。
当然映画もヒットし、予想を大きく超えた興行収入を記録しました。
今回は『M3GAN/ミーガン』の感想を語りたいと思います☺️
※ネタバレあります
①あらすじ
大手玩具メーカーに務める女性研究者ジェマは、事故で両親を亡くした姪のケイディを引き取る。
しかし、元々研究者気質でコミュニケーションが上手く取れない上、仕事にも追われるジェマは上手く関係性を構築出来ずにいた。
ある日、ジェマが大学時代に作成したロボット、ブルースを見せるとケイディは興味津々。
「こんなのがあれば他のおもちゃなんていらない」
というケイディの発言に即発され、
ジェマは開発中だったAIロボット、M3GAN(ミーガン)を一気に仕上げ、ケイディを守るように設定して交流させる。
ミーガンはケイディの心を癒やし、ジェマもミーガンの開発を評価されるのだが、ミーガンの行動は徐々におかしくなって行く。
③『ミーガン』
ジェマが開発したAI搭載の自律型ロボット。
M3GANという名称は『Model 3 Generative ANdroid』の略称。
子供にとって最高の友達であり、親にとって最高の協力者となる様に設計されている。
独自の推論機能や自己学習機能等を兼ね備えており、アップデートなしに自身を成長させる事が可能。
ケイディを心身ともに守る様に設定され、学習の為に共に暮らす様になる。
当初はその設計通りケイディの良い遊び相手、話し相手となり、セラピストとしてもおよそ完璧で、ケイディの悲しみを癒やしていく。
躾もジェマの代わりに行ってくれていたが、徐々にあらぬ方向に行動が変化して行く。
尚、演者のエイミー・ドナルドが実際にマスクを被り、ミーガンを演じている。
彼女は9歳の時にダンスのワールドカップのジャズ部門にて、銀メダルを獲得するほどのハイレベルなダンサーでもあり、不気味だがとてもキレのあるミーガンの動きとダンスは彼女の技量によるもの(ミーガン出演時は12歳程度と思われる)。
表情の変化やまばたきをする場面はCGで処理している場面もあるが、基本的にはコントローラーで目や口を操作できる特製のパペットを用いて、さながら人形劇のように操演して撮影している。



