2025/10/11 17:04 up
『ウルトラマン80』は、円谷プロの特撮作品『ウルトラマン80』を始めとするウルトラシリーズに登場するヒーローです。
今回は『ウルトラマン80』を語りたいと思います☺️
①設定等々
宇宙警備隊の隊員にして、エリート集団「ウルトラ兄弟」の九男に位置するウルトラマン。
・あらすじ
『ウルトラマンレオ』の活躍により怪獣が出現しなくなって5年が過ぎた。
平和となった日本で怪獣出現の予兆を感じる2人の男がいた。
1人は防衛チーム『UGM』のオオヤマ隊長、もう1人は中学校の新任教師の矢的猛である。
矢的は怪獣は人の心から生まれると考え、教育の必要性を感じ教師となったのである。
そして、予兆は現実となり怪獣クレッセントが登場した。
『UGM』が応戦する中、矢的はウルトラマンに変身した。
矢的こそ新しく地球に派遣された新しいウルトラ戦士、『ウルトラマン80』だったのだ。
怪獣を倒した『ウルトラマン80』。
その後、矢的はオオヤマから『UGM』へとスカウトされ、中学教師とUGM、そしてウルトラマン80としての日々を過ごすこととなった。
・概要
本作は1980年代初にして唯一となったテレビシリーズのウルトラマンであり、タイトルも「80年代の新しいウルトラマン」というストレートな狙いから付けられた。
前作『ザ☆ウルトラマン』が平成シリーズに繋がるシリーズのエポックメイキング作でシリーズの集大成に対し、本作は完全的にシリーズ初期作(第一期ウルトラシリーズ)の原点回帰を目指したのである。
本作の大きな特徴として、ウルトラマンが教師であるというものがある。
これは前々から企画案の1つとしてあったものが、局プロデューサーの橋本氏が80年代に新しいウルトラマン像に必要と推したのと、『3年B組金八先生』に代表される教師物ドラマがブームになったのが後押しとなって実現したものである。
従来のフォーマットに教師物をプラスした新しいドラマは、佳作も生み出した。
しかし、役者の数やスケジュール、ロケ地といった制作コストがかかってしまい、又聴率も伸び悩んだ事から学園ドラマは途中から無かったことになってしまった。
その後、従来のフォーマットによる『ウルトラマンセブン』回帰といえるSF調ドラマと、『ウルトラマンタロウ』回帰と言える子供ゲストを中心にしたドラマを経てもう1つの特徴である『ユリアン』登場へ繋がっていく。
『ユリアン』と言うもう1人のウルトラマンであり、しかも女性という新キャラを出した終盤では、ユリアン=星涼子に矢的が地球の事を教えながら進行する新しい物語が作られた。
子供ゲストも多く、一部分ではあるが教師篇への回帰が見られたとも言える。
製作に関してはドラマ部分は国際放映が手掛け、ガメラシリーズの湯浅監督を中心に新しいスタッフも多く集められた。
特撮では他作品で技術を磨いた旧来のスタッフが力を奮い昭和テレビ作品最高峰と言える特撮映像を作り上げた。
しかし、ウルトラマンの活躍を第一に描きたい特撮班と、『UGMの活躍も含めて多様に描きたいドラマ班では対立もあったらしい。
作品としては前述のテコ入れや設定変更による迷走が目立ち、一話一話のクオリティは高いものの、通して見るとキャラクターにブレがあったり一貫性が無いものとなった面があるのは否定出来なくなってしまった
全体的なビジュアルは初代ウルトラマンに匹敵するほどシンプルだが、鼻筋が通っており、口元は他のウルトラマンと大きく異なる等、非常に個性的な顔立ちをしている。
他にもトサカから後頭部にかけた部分が赤い、背ビレがない、腹部にウルトラバックルがある等、一見するとシンプルだが、細部を見て行くと他の昭和ウルトラマンとは一風変わったビジュアルとなっている。
地球滞在中は人間に擬態して「矢的猛」を名乗っており、戦闘時には「ブライトスティック」という変身アイテムを使用して変身する(というより元の姿に戻る)。
歴代ウルトラマンの中でも高めの掛け声と「フォッ!」と聞こえる風切り音、キレの良いキックなどの各アクションが特徴。
宇宙警備隊の新人であり、地球での活躍いかんによってウルトラ兄弟入りが認められる「ウルトラ兄弟候補生」として地球にやって来た。
平時は「桜ヶ岡中学校」で教師を務め、思春期という不安定な時期の子供達を教える傍ら、緊急時には防衛隊『UGM』として、そしてウルトラマンとしてマイナスエネルギー(人間の暗い心の波動)が呼び寄せる怪獣や宇宙人と戦った。
しかし「教育」という方法だけではマイナスエネルギーの発生を抑える事が出来なかった事もあり、出現し続ける怪獣と戦う為、最終的には教職を捨てなければならなかった。
『ウルトラマン80』最終話では、マーゴドン出現に際し、正体を見抜いていた『UGM』のオオヤマキャップから変身しない様忠告され、「80に頼る事なく怪獣を倒す」と決心した『UGM』によって、『ウルトラマン80』や『ユリアン』の力を借りずに怪獣が倒されるという、異例の展開に。
出番こそ無かったが、暖かなラストで物語は締めくくられた。
※「ウルトラマン先生」としての真の最終回は、その25年後に訪れる……
ちなみに、本作以降のシリーズには『ウルトラマンメビウス』まで、ウルトラ兄弟と明確に関わりがあるウルトラマンが出なかったので「80は結局ウルトラ兄弟入りしたのか」が議論されていた。
尚、書籍『君はウルトラマン80を愛しているか』に掲載されたインタビューで長谷川氏は、「ウルトラ兄弟には入っていないと思う。そういうエリートに進まない道も良いのではないか」。
と語っていたが、後に公式でウルトラ兄弟入りを果たしたことが明かされた。
人間体では教師だったからか、メディアでは教師キャラだったり視聴者からも「先生」という愛称で呼ばれ、実際派生作品では教師役を担当する事が多いが、前述のように実際は当時8000歳であり、ウルトラ兄弟の中でも6800歳のウルトラマンメビウスに次いで飛び抜けて若い。
5900歳のウルトラマンゼロが人間で表すと高校生くらいらしいので、80は大学生くらいかと思いきや、メビウスが人間だと20代前半とされているのでそれよりは上になる。
ちなみに坂丘のぼる先生によるマンガ版では、訓練生時代は手の付けられない不良で、注意しに来た『ウルトラマンゾフィー』に行きなり殴り掛かる等、教官である『ウルトラマンタロウ』やゾフィー兄さんも手を焼く超問題児として描かれていた。
しかし、異星人に両親を殺されてからは真面目に訓練に打ち込み、ウルトラ兄弟候補生になる程の実力を身に付けたという。



