2025/10/06 18:19 up
・本作のタイトルを命名したのは、生前の円谷英二であるとされている
元々本作の企画自体は放送開始の2年前から始まっており、当初は『特撮怪獣シリーズ/続ウルトラマン』と言うもので、『初代ウルトラマン』から約30年後の世界が舞台の続編とされており、登場するウルトラマンも初代ウルトラマン本人だった。
主人公もバン・ヒデキという名前で、引退した科学特捜隊のメンバーも登場すると言うものだったが、スポンサーの都合で没になり、最終的にウルトラマンも(よく似た)別人という形になった。
※レギュラーキャスト陣はウルトラマンのスーツアクター・きくち英一氏含め、妙にこの後他特撮レギュラー出演した人々が多めで、ゲスト出演に留まった桂木美加氏も含めると岩崎和子氏以外の全レギュラー陣が後世の特撮出演者という豪華な面子であった。
・アニメ『ふしぎの海のナディア』や『新世紀エヴァンゲリオン』の監督で知られる庵野秀明監督は本作の大ファン
学生時代には『帰ってきたウルトラマン マットアロー1号発進命令』という同人映画まで制作している。
彼が手掛けた作品にも、所々で本作のオマージュ的な要素が多々盛り込まれている他、
彼が代表を務める株式会社カラーの手掛けた作品において、同社のロゴが出る場面のSEは『帰ってきたウルトラマン』の変身シーンのそれである。
・ウルトラブレスレット
『ウルトラマンジャック』専用の武器であり、『ウルトラマンゼロ』のウルトラゼロブレスレットはこの武器のオマージュである。
『新ウルトラマン列伝』の新撮シーンにおいてゼロはウルトラゼロランスでジャックのウルトラランスと模擬戦を行った。
尚、形態の一つであるウルトラランスはスチールでの掲載や『ウルトラマンオーブ』直前スペシャルのクレナイ ガイの紹介から何回も使ったように思えるが、実は昭和作品でウルトラランスを使ったのはヤドカリン戦一回だけであり、類似形態のウルトラクロス(握り部分に十字の飾りがある)の方が使用回数は多い。
更にヤドカリンの時ですらあくまで串刺しにしただけで、その後はスペシウム光線で倒している。
ガイの紹介の様に並みいる強敵を迎え撃ったのは平成以降になってからなのであり、似た扱いの武器にウルトラマンレオのレオヌンチャクもある。
・『ウルトラマンタロウ』の元ネーム
『ウルトラマンジャック』と言う名称は『ウルトラマンタロウ』の没ネームだった(当時多かったハイジャック事件を連想させる為、没になったらしい)。
いかがでしょうか、『帰ってきたウルトラマン』は人間ドラマや当時流行りのスポ根要素も取り入れた魅力的な作品だと思います。
もし興味を持ちましたら、是非観て下さい(U-NEXT等で視聴出来ます)😇



