2025/10/03 20:18 up
本作が映画をテーマとしている事からも、作者が「ぼくのエリ」を意識していることは間違いないでしょう。
作品のページ数がぴったり200ページなのも、邦題にある「200歳の少女」とリンクさせている可能性が高いです。
ただ、実際に『さよなら絵梨』と比べてみると、少年が「エリ」と出会い関係を深めていく点や吸血鬼と言う設定は同じですが、細かなストーリーにはほぼ共通点がありません。
その為、「ぼくのエリ」は本作にとって重要な位置を占めているのは確かですが、数あるオマージュのうちのひとつにすぎないともいえるでしょう。
藤本タツキ先生の映画愛の深さにはただただ感服するばかりです。



