2025/12/18 08:35 up
木曜日って、
週の真ん中を少し越えたあたりで、
気持ちがふっと緩む日。
まだ終わりじゃないのに、
どこか「もう少しだけ…」
って甘えても許されそうで。
時計を見るたび、胸の奥が小さく高鳴る。
出勤前はちゃんとしてたはずなのに、
理由もなく肌が熱を帯びてきて。
鏡に映る自分がいつもより少しだけ、
隙だらけに見えるの。
木曜日は、
大胆になりきれない代わりに、
期待だけが静かに膨らむ。
ねえ、
今日はどこまで近づいてもいいんだろう。
そんなことを考えながら、
そっと灯りを落とす——
木曜日って、そういう日。



