2025/11/02 20:51 up
街はまた、あの独特の“音”を待っている。
RB26の鼓動。
タービンが息を吹き返す瞬間の
あの鋭い笛の音。
ひとたび火が入れば、魂までも熱くなる。
今日もブースト計の針を踊らせながら
湾岸の闇を切り裂いていく。
アクセルを踏み込むたび
過去の迷いや弱さなんて
すべて後方へ吹き飛んでいく。
Rの名を背負う者に
停車という選択肢はない。
──けど、ふと気づく。
どんなに速くても
結局は“誰か”に見てほしくて走ってるんだ。
お兄様、次は助手席、空けといてね?
お兄様のの鼓動、隣で感じたい。
湾岸の夜と、そあらの鼓動。
交差する瞬間が
今もどこかで鳴り続けてる。



