2025/12/24 20:17 up
今日もお仕事をがんばる
お兄様たちが行き交う森がありました🌲
その森に、赤いフードをかぶった
**大人の赤ずきん(ふうか)**がいました。
赤ずきんは、
おばあさんの家へ
お土産を届けに行く途中です🧺
「寄り道しちゃダメですよ」
「真っ直ぐ行かないと、
オオカミに会っちゃいますからね?」
そう言われていたのに——
⸻
森の途中で、
一匹のオオカミに出会いました🐺
でもこのオオカミ、
思っていたよりずっと紳士的。
「そんなに急いで、どうしたの?」
「疲れてない?」
優しく話しかけられて、
赤ずきんはちょっと立ち止まってしまいます。
「おばあさんの家に行くところなんです」
そう答えると、オオカミはにっこり笑って言いました。
「それなら、花がたくさん咲いてる
近道を教えてあげるよ」
⸻
赤ずきんは迷いました。
……でも、
ほんの少しだけなら。
気づけば、寄り道。
⸻
一方そのころ、
オオカミは
まっすぐおばあさんの家へ🐺💨
⸻
赤ずきんがおばあさんの家に着くと、ベッドにはなんだか様子のおかしいおばあさんが横になっていました。
「おばあさん、
お耳が……大きいね」
そう言いながら、赤ずきんは
そっとベッドに腰を下ろします。
「よく聞こえるようにね」
低くて、くすぐったい声。
なんだか距離が近い。
布団の中から腕が伸びてきて、
赤ずきんの手首をやさしく引き寄せました。
「おばあさん、
お目目も……大きい」
「よく見えるようにね」
視線が絡んで、息がかかるほど。
布団の中は思ったより温かくて、
赤ずきんはなぜかそのまま
潜り込んでしまいます。
「おばあさん、
お口が……大きいね」
——その瞬間。
「ふふ、ばれちゃった?」
布団をめくると、そこにいたのは
さっき森で会ったあのオオカミ🐺
逃げなきゃ、なのに。
近すぎて、動けない。
「寄り道、しちゃったね?」
耳元でささやかれて、赤ずきんは
顔が熱くなります。
「……オオカミさん、
アソコが…大きくなってる…♡」
⸻
この後2人がどうなったかは、ご想像にお任せします🤫♡
ただひとつ言えるのは——
その森を通ったお兄様は、
なぜかまた赤いフードを探してしまう、ということ♡



