2025/10/24 08:12 up
「……ダメって言ったのに、どうして触れようとするの？」
その声が落ちた瞬間、
あなたの瞳が“許されたい”って色に変わる。
触れたくなるのは分かる。
私の体温は、命令するために存在してるみたいだから。でもね、支配の中にも優しさってあるの。
「動かないで。……いい子ですね。……じゃあ、息を止めて。」
そのまま首筋に指を這わせる。
冷たい空気の中、肌が音を立てて粟立つ。
触れた場所が“ここにいる”って訴えてくる。
「ダメって言われて動けないの、どんな気持ち？(笑)」
少し笑いながら囁くと、
あなたの唇が震えて、小さく息が漏れた。
痛くないのに、痛みを覚えるのは、
心が従順になってる証。
だからそのまま、言葉で抱く。
「……いい子。我慢できたから、ちゃんと褒めてあげる」
「触れていいなんて言ってないけど、ご褒美くらいはあげてもいいでしょ？」
そのあと、指先を軽く顎に添えて、
目線だけで動きを誘導する。
体じゃなく、意識を掌で転がすように。
支配は、痛みじゃない。
安心と緊張のあいだで育てるもの。
……ねぇ、次はちゃんと私の言うこと、聞けますか？
