「のん」の写メ日記『雪女について考える 2025年12月07日』：千葉三浦屋別館

2025/12/07 04:56 up

Twitterで少し話題になっていた

4×4のピクセルアートを作ると、他の誰かの作品と交換出来るものなのですが

私がもらったのは「ちんちん」でした。

「おいしかったご飯、綺麗な景色、楽しかった出来事などを自由に描いてみてください」

と謳ってあるのに。

流行ってるが故に何千、もしかしたら何万と飛び交っているであろうドット絵の中から
ちんちんが選抜されて送られて来たのもジワジワむかつきますけど

かくいう私が描いたのは

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キーウィなのでした。

鳥のね。

みなさんは雪女のお話知っていますか？

諸説ありますが、小泉八雲という人の雪女が原点だと言われているんですが

ちなみにこの小泉八雲という人は普通に外国人で、あんまり日本語も上手ではなく

日本の昔話を海外で有名にした人なんですけども。

雪女って、ざっくりあらすじを書くと

木こりの巳之吉と茂作は吹雪に遭い、一時的に小屋で寝ていたところ

やけに寒いので起きると、雪女が自分の上に覆い被さり
びゅうびゅうと吹雪を吹きかけていたんですね。

巳之吉はびっくりして飛び起きると、雪女は
「この事を誰かに話したらぶっ殺すから」
といい、消えるんです。

巳之吉はそのまま朝になって無事に帰り
あ、茂作は死んじゃってたんですけど。

ある日めっちゃ美人な娘とすれ違うんです。

美人すぎて巳之吉は声をかけると
「江戸に働きにいくところだ」
と言うので、江戸なんか行かないでうちに嫁に来たらいい、といい連れて帰るんですね。

名前はお雪というその娘はたいそうな働き者で
2人は子供も10人もうけて幸せに暮らしていたんです。

巳之吉のお母さんも、最期までお雪を「素晴らしい嫁だ」と褒めて感謝するほどだったとか。

子どもたちも寝静まったある夜、お裁縫をしているお雪のそばで
巳之吉は「そういえば昔、お前によく似た美人の女がいたなあ」と、ぽろっと言ってしまうんですね。

お雪は「どこで会ったの…？」とよせばいいのに突っ込んで聞くから

巳之吉も「えっとねえ」とべらべら話すんです。

そうするとどうでしょう、お裁縫を叩きつけブチギレたお雪は
「言ったな！！ぶっ殺してやる！」
と、巳之吉に襲いかかるんです。

そう、まさにあの雪女だったわけです。

よく似てるって思ってたなら、名前がお雪の時点で気付けばいいのにね。

でもお雪はすやすやと眠る子どもたちを見て
「お前を殺せば、可愛い子どもたちが生きていけなくなってしまう、だから殺さないでいてやる。
でも子どもをひとつでも悲しませてみろ、その時こそ絶対に殺してやるから」

と言って霞になって消えてしまうんです。

そんなお話。

結局のところ、雪女って何がしたかったんでしょう？

これ私、結構まじめに考えて出した答えが
雪女の繁殖方法だったからかな？って思ったんです。

そうやって雪女は増殖して、次世代の雪男と雪女を増やすんじゃないかなって。

その後、本来はどうなのかなって調べたら特にこれといって意味もない上に

巳之吉は美少年の設定だったみたいで横転。

ただ美少年見つけて目ェ付けておいて
育った頃合いで近付いて結婚し、約束守ってくれなかったからブチギレて暴れるっていう

割と現代にもいそうな感じのオンナなんですね。

てことは茂作は不細工だったから殺されたっぽいのも
茂作が可哀想すぎますし

地方によって色々雪女の伝承はあるみたいで

松脂でできたおっぱいを囲炉裏で溶かして人に投げて来たり

牛を連れていて、悪さをした子どもに乳(牛の？雪女の？)をかけるだとか

男の精を吸い尽くすだとか

割と遭遇したいメンズが多そうな設定なんですが

こっちが不細工だと普通にぶっ殺してくるみたいなんで、自信のある方はちょうど季節もいい頃だし

雪山とか行ってみるといいかもしれませんね。

現実的なことを言えば、雪山で遭難して低体温で見たせん妄なんでしょうけど

美女が覆い被さって精を吸い尽くす幻が見えてしまうなんて
やっぱ生死が掛かっている時こそ精子を残さねばと思ってしまうんですかね？