2025/10/19 03:23 up
今回の万博のテーマ事業の起点となり、万博会場の中央に位置していたのが
8人のプロデューサーが手がけた『シグネチャーパビリオン』です。
その中でも特にカリスマ的人気を集めていたのが落合陽一氏の『null2』
そして、ロボット工学者の石黒浩氏が手がけた『いのちの未来』
いのちの未来は完全予約制、謎のヴェールに包また不思議なパビリオンで
実は私が一番入りたかったパビリオンです。
最終日にやっと予約を取ることが出来た時はもう嬉しくて嬉しくて。
未来はテクノロジーの発展によって技術が人間の身体機能を補完し、
いずれロボットと人間が一緒に生きていく社会になっていくということ、
最終的に「人間のいのち」と「ロボットのいのち」の境界がなくなるということ、
そしてロボットは人知を超えた超越的な存在になるということ……
強烈に記憶に残すストーリー展開
感動の50年後の未来、
精巧なアンドロイドたちを目の当たりにして
万博を後にした数日間、世界観から抜け出せなかったです。
本当に50年後の未来は
人類が自然な老化、死と
アンドロイドになって生き続けることのどちらかを選ぶ世界になる気がする。
感動するとともに、なんだかすごくせつなくて悲しくて涙が止まらなかった。
そして最後の『1000年後の人間』のゾーン3では、あまりに美しく幻想的なアンドロイドに完全に魂を持っていかれました。
こんなに美しい動く彫刻を、私は見たことがない。
アンドロイドが私の方に近づいて来て手を差し伸べらた時、
息が止まるかと思いました。本当に。
私が子供の時にこのいのちの未来のパビリオンを見たら、
あまりに衝撃的、強烈で鮮明な体験として
その先の人生にずっと大きな影響を与えられ続けると思いました。
衣装は無縫製ニット『スキンシリーズ』で有名な廣川玉枝さん。
話題になっていたマツコデラックスのアンドロイド(精巧過ぎて驚き)
協賛にDENSOの名前も✨
今回の万博は、日本の若い技術者たちの才能がいかんなく発揮され、芸術が爆発しているのが大成功の理由の一つだと思いました✨
出来るならもう一度入りたい....



