2026/01/11 12:05 up
10日 12:00 G駅 初めましてさま❤️
ホテルに伺うと、ドアの向こうから現れたのは、
なんとも愛らしい彼だった。
『ちょっと緊張しちゃってて……』
そう言いながらも、声の調子や言葉選びの端々に、
こちらを楽しませようとしてくれているのが
伝わってくる。
気負っているはずなのに、不思議と場の空気を
和ませてくれる人。
やわらかな輪郭と、どこか安心感のある佇まい。
はにかんだ笑顔が自然で、年相応の落ち着きの中に、
少年みたいな素直さが残っている。
部屋に入って少し落ち着くと、ぽつり。
『……お姉さまが、好きなんです』
照れを隠すように笑いながらも、視線はまっすぐ。
その言い方が妙に正直で、思わずこちらが
構えてしまう。
ソファに並んで座ると、距離はごく自然に縮まる。
肩が触れるたび、彼は少しだけ息を整えて、
また何かひとこと添えてくる。
「今、近すぎた?」
『……いや、ちょうどいいです。たぶん』
“たぶん”という逃げ道を残した言い方が、
もう可笑しい。
甘えるように身を預けてきて、
胸元に顔をうずめる仕草はとても無防備で、
気づけばこちらが受け止める側に回っている。
『はいはい……よしよし♡』
そう声をかけて頭を撫でると、安心したように
肩の力が抜けて、喉の奥で小さく笑う。
少しからかえば、すぐ照れる。
照れたと思ったら、また余計な一言を足す。
「こういうの、子どもっぽいですか?」
「でも……やめないでください」
その間の取り方がずるくて、
狙っているわけじゃないのに、クスッとさせられる。
伊織が受け止めるほど、彼はどんどん素直になる。
声は柔らかくなり、動きもゆったりとほどけていく。
『お姉さんに甘えると、頭が空っぽになるんです』
そんなことを真顔で言うから、
また自然と、よしよししてしまう。
終始、空気は穏やかで、どこかコミカル。
笑わせようとするのではなく、
気づいたら笑っている、
そんな可笑しさが散りばめられている。
甘えて、照れて、また照れて。
そのたび伊織が受け止めて、包む。
『……あ、今の、自分で言ってて恥ずかしい。』
そう言って顔を覆う姿に、
最後は二人で笑ってしまった。
静かに、でも確実に、こちらの心をゆるめてくれる人。
今日も伊織は、
そんな彼のお姉さま役を、少し楽しみながら
引き受けていた。
またふらっと、甘えたくなったら。
伊織はいつでも、
よしよしの準備をして待ってるからね💕



