2026/01/10 10:30 up
9日 15:00 N駅 初めましてさま❤️
待ち合わせ場所に現れた彼は、
静かで、でもどこか朗らかな笑みを浮かべて
近づいてきて。
『伊織さんですか?』
その一言が、とても丁寧で。
『歩いて5分くらいなので』と、
自然に歩き出す背中に導かれて、彼のご自宅へ。
並んで歩きながら、少し照れたように、
でも嬉しそうに、
『日記見て、ずっと気になってて……
今日やっと、タイミングが合いました』
そう話してくれた。
迎えに来てくれた、というだけで、
もう少し距離が近づいた気がした。
マンションのエレベーターホールで、
ふいに腰を抱き寄せられる。
「見られちゃうよ?」
そう囁くと、彼は小さく笑って『大丈夫』と。
彼の部屋の階に着く。
最上階。
窓の向こうに広がる景色が、思った以上に綺麗で。
くっついたまま、
『あのビルは川崎の方でね』と説明してくれる
声を聞きながら、
しばらく二人で外を眺めた。
『冷えてきたね』
そう言って、部屋の中へ。
シャワーに誘われる前に、
洋服を脱いだ伊織を見て、彼が小さく声を漏らす。
『わぁ……エロい』
ガーターに視線を落としながら、
そっと触れられる感触。
ベッドの縁に座らされ、
近づく気配。
くん、と確かめるみたいな仕草から、
そのまま、ゆっくり、深く。
気づけば、すっかり。
もう一度シャワーに誘って、
今度こそ一緒に浴室へ。
身体を寄せ合いながら、
泡だらけになって洗い合う時間が、
不思議といちばん素直だった気がする。
ベッドに戻ると、
触れながら、話しながら。
『今までで一番興奮したエッチは?』
『……不倫って、したことあるの?』
少し照れながら答える伊織を、
面白そうに、興味深そうに聞いてくる。
話しながらキスをするのが好きな人。
濃く、深く。
時々、軽く。
伊織の話にどんどん熱を帯びていく彼は、
もう隠せないくらい。
応えてあげると、
『イッちゃう』って、引き上げられて。
『乳首舐められながら、手でされると……すぐなの』
言われた通りにすると、
間もなく、息が荒くなって。
『あ……イク……』
終わったあと、
そのまま抱き寄せられて、しばらく微睡む。
『また外でくっつきたいな』
その言葉が、妙に可愛くて。
シャワーを浴びて、着替えて、玄関の外へ。
もう一度、高層からの景色を眺める。
後ろから、また抱き寄せられて。
恋人ごっこがしたいんだなぁ、なんて。
少し愛おしく思ってしまった。
『部屋に戻ろうか』
時間までは、ゆっくりお話。
『お正月は地元に帰っててさ』
『連休はね、こんな予定で』
穏やかで、なだらかな時間。
タイマーが鳴って、支度をして。
駅まで、また送ってくれた。
『また』
手を上げる彼は、
伊織の姿が見えなくなるまで、そこに立っていた。
また逢えますように💕



