2026/01/06 12:05 up
5日 16:15 G駅 4度目ましてさま❤️
ドアを開けた瞬間、
『やっと会えたね』
その声だけで、胸の奥がふっとほどけた。
三ヶ月ぶり。
前に逢ったのは、まだ秋の名残があった頃。
季節をひとつ越えて、年まで越えて、
それでも一番に伊織を思い出してくれたことが、
なにより嬉しかった。
予約のメッセージも、彼らしい丁寧さで。
年明け早々、
ちゃんと時間を作ってくれたんだと思うだけで、
胸の奥がじんわり温かくなる。
『ご無沙汰してしまってごめんなさい』
そう言う彼に、首を横に振る。
久しぶりでも、距離を感じさせない人。
むしろ、会えなかった時間があったからこそ、
再会の空気は少しだけ甘く、少しだけ照れくさい。
シャワーの湯気に包まれながら、
触れる仕草も、視線も、どこか慎重で優しい。
思い出すように、確かめ合うように、
ゆっくりと近づいていく感覚が心地いい。
ベッドに戻ると、
四方を囲む鏡に、ふたりの距離が映り込む。
視線が合うたび、映るたび、
そのエロさに、思わずくすっと笑ってしまう。
彼の手は迷わず伊織を探して、
言葉は少ないのに、伝わってくる熱は正直で。
久しぶりなのに、無理がない。
慌てない。
ただ、重なる温度だけが、少しずつ上がっていく。
三度目に、彼は顔を赤くして、
少しだけ視線を逸らした。
『……ちょっと、恥ずかしい』
そんなふうに笑うから、
「伊織で、そんなにも感じてもらえて嬉しいですよ」
そう返すと、
今度はもっと照れた顔をして、黙ってしまう。
果てたあと、並んで寝転がりながら、
彼はじっと伊織の顔を見て、
『……綺麗だよ』
ぽつりと、そんなことを言う。
その一言が、なによりもずるかった。
少し休んでからは、出張の話。
これからまた忙しくなること、海外が続くこと。
その流れで、ふとこぼれたのが、ダイエットの話。
二ヶ月半で七キロも絞ったこと。
しかし、お正月で少し戻ってしまったとにしょんぼり。
伊織が、勉強している減量中の食事の考え方や、
疲れを溜めないためのほぐし方を話すと、
『そうなんだぁ〜。やってみる!』
と、さっきまでの落ち込みが嘘みたいに、
前向きな笑顔。
そして帰り際、
『次逢うときには、腹筋われてるからね!』
少し照れたように、でも本気の目でそう言う彼。
「じゃあ伊織は、
ウエストシェイプとヒップアップ、叶えます💪」
そう返すと、
ふたりで指切りげんまん。
『お互い、頑張ろうね』
その言葉が、なんだかとても嬉しかった。
年明け早々に交わしたのは、
甘い時間だけじゃなくて、
次に逢う日を、少し楽しみにするための約束。
──また逢うその日まで、
それぞれの場所で、ちゃんと頑張る。
そう思えるだけで、
この日の再会は、静かで、やさしくて、
とても良いはじまりだった💓



