2026/01/06 09:05 up
5日 13:30 E駅 7度目ましてさま❤️
新年最初の再会は、
前日の短いやり取りから始まっていた。
前日に入った予約のあと、
続いて届いた彼からのメッセージ。
『改めてあけおめです。
ホントは姫⚪︎め、いおりさんと
過ごしたかったけど、既にロングで取られてて…
それで、明日予約させて頂きましたので、
よろしくお願いします。
他の予約とかの兼ね合いで、スタートを
前後して貰っても大丈夫です👌』
必要なことだけを、きちんと。
それでいて、相手を思いやる余白が残る文面。
新年でも、その距離感は変わらない。
待ち合わせ場所で合流すると、
軽く会釈して、そのまま並んで歩く。
『明けましておめでとうございます』
そんな挨拶を交わしながら、いつものように
お酒を選ぶ。
会話は穏やかだけれど、
彼はちゃんと話題をつないでくれる。
年末年始をどう過ごしたか、
そんな何気ない話をいくつか重ねて、
気づけば、笑い声が自然に混じっていた。
ホテルの部屋に入ると、
彼は迷いなく、缶とグラスを手に取る。
慣れた手つきで軽く洗って、
伊織の前に並べてくれて、静かに注ぐ。
『明けましておめでとう、ですね』
軽くグラスを合わせて、乾杯。
その一口で、部屋の空気がすっと和らいだ。
それから…。
今回も、ローション風呂の準備をしてくれている。
言葉にしなくても、自然にそうなるところが、
彼らしい。
湯に溶けたそれは、今回もとろりと重く、
動くたびに身体にまとわりつく。
温度と粘度に包まれているうちに、
感覚の輪郭が、少しずつやわらいでいくのがわかる。
その余韻を連れたまま、ベッドへ。
触れ合う前の“溜め”が、今日は少しだけ長い。
彼は急がない。
伊織の脚にそっと手を添えて、
体温を確かめるように、静かに距離を詰める。
ローション風呂のおかげで、
触れられる前から、内側が素直に反応してしまう。
唇が触れたとき、強さはない。
でも、浅くもない。
舌は忙しく動かず、同じ場所に、やわらかく留まる。
離れては戻る、ではなく、
そこに居続けるような感覚。
湿度と体温が重なって、
開いた感覚が、そのまま深くつながっていく。
息を整えようとすると、かえって内側が
じんわりと応えてしまう。
考える余裕が、ひとつ、またひとつとほどけて、
ただ感じることだけが残る。
彼はそれに合わせて、
ほんのわずかに角度を変えるだけ。
求めるでも、煽るでもなく、
同じ温度で、丁寧に、続ける。
単調なのに、安心感があって、
その繰り返しが、時間の感覚を薄くしていく。
気づけば、身体の力が自然に抜けていた。
今日は延長はない。
だから、引き延ばすこともしない。
限られた時間の中で、最後まで穏やかに。
身支度を整えながら、彼がぽつりと、
少しだけ笑って言う。
『姫初め、取れなかったのは残念でしたけど……』
それから間を置いて、
『来年は、争奪戦に参加しようかな』
冗談みたいな口調なのに、どこか本気も混じっていて、
伊織は思わず笑ってしまった。
新年の始まりに、
変わらない距離感で、変わらない丁寧さ。
そして、
少し先の話を、軽やかに置いていくところまで。
そのやわらかな余韻が胸の奥に、
静かに、とろりと残っていた。
今年もまた、
こうして同じ時間を重ねていけたら。
改めて、どうぞよろしくお願いします💕



