2026/01/06 08:05 up
5日 10:30 O駅 5度目ましてさま❤️
年が明けたばかりの空気は澄んでいて、
冬の冷たさの奥に、始まりの気配が混じっている。
改札を抜けて目が合うと、
『明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします』
少しだけ改まった声。
その律儀さが、やっぱり可愛いな、と思う。
並んで歩き出すと、
歩幅も沈黙の長さも、もうすっかり馴染んでいる。
月初めに逢う、という約束は、
気づけば五ヶ月分、自然なものになっていた。
ホテルへ向かう途中、
彼は一度言葉を飲み込んでから、
『……来月も、来ていいですか?』
「もちろん」と返すと、
ほっとしたように笑うその顔が、なんとも愛嬌がある。
部屋に入ると、まずはソファに腰を下ろして一息。
コートを脱いで、指先をさすりながら
「寒かったですね」なんて言い合う、この間が好き。
少し緊張がほどけたところで、
「先に温まりましょうか」とシャワーへ誘う。
バスルームへ向かいながら、
背中に視線を感じる。
服を一枚ずつ脱いでいくと、
彼の目は、もう隠す気もなく私に釘付け。
最近お気に入りの
薄ピンク×ブラックのランジェリーが現れた瞬間、
表情がぱっと明るくなるのが、はっきり分かる。
『綺麗ですね〜』
少し離れたところから、
「うんうん」と頷くみたいに、しっかり堪能していて、
その様子が微笑ましくて、思わず笑ってしまった。
湯気に包まれて、
冷えた身体がゆっくりほぐれていく。
肩まで浸かって深く息を吐くと、
冬の外気が、遠い出来事みたいに思えてくる。
シャワーを終えてベッドに戻ると、
彼はそのまま私の胸に顔を埋めてきて、
『……逢いたかった』
声が少しこもっていて、
やっぱり、可愛いなぁ、と心の中で思う。
そこからは、急がない時間。
抱き寄せられて、ゆっくり唇が重なる。
確かめ合うみたいなキスを重ねながら、
彼は私の反応をひとつひとつ見逃さない。
視線を落とし、間合いを測るように。
舌先は慎重で、焦らすみたいに、でも外さない。
そこへ重なる指先が、
角度やリズムを少しずつ変えながら、
私の身体が一番素直に応えてしまうところを捉える。
押して、緩めて、また戻って。
そのたびに、抑えきれない声が零れて、
彼は小さく息を吐く。
その反応が嬉しそうで――ほんと、可愛い人。
ひとつ波を越えたあと、
腕の中で呼吸を整えながら、彼がぽつり。
『こんなに毎月通ってるの、伊織さんが初めてです。
感じ方が……すごく素敵で』
照れながら言うところまで含めて、
胸がきゅっとなる。
その気持ちを受け取って、今度は私から。
急がず、丁寧に。
彼が安心して身を預けられるように、
呼吸や力の入れ方を確かめながら応える。
身体だけじゃなく、気持ちまで緩んでいくのがわかる。
終わったあとも、慌てない。
肩を並べて、他愛ない話をぽつぽつと。
年末年始のこと、地元の話。
背伸びしない語り口が、この人らしい。
支度をして、駅まで並んで歩く。
『また来月、お願いします』
少しだけ名残惜しそうな声。
別れ際、ふと思い出したように、
『さっきの、あれ……これ、日記に載せてくださいね』
なんて言われて、思わず笑ってしまう。
最後まで、素直で可愛い。
「お身体に気をつけて」
そう伝えると、
照れたように手を振ってくれた。
冷たい風の中でも、
心の奥だけが、やさしく温かい。
年が変わっても、
月初めに逢うこの時間と、
この可愛らしい人との関係が、
静かに続いていきますように💕
――あのお約束、ちゃんと載せましたよ☺️



