2025/12/28 12:06 up
27日 19:30 130分+ E駅 6度目ましてさま❤️
前回から、まだ五日。
別れ際に彼が残した
『年内に、もう一度来れたら』
その一言が、ただの社交辞令じゃなかったことを、
この夜がちゃんと証明してくれた。
待ち合わせをして、
並んでお酒を選んで、
いつもの流れでホテルへ向かう。
この“いつも”が、今日は少しだけ特別になる予感を、
伊織はまだ、ぼんやりとしか掴めていなかった。
部屋に入って落ち着いた頃、
彼がふと思い出したようにカバンを開く。
『前回話してた……』
そう言って取り出したのは、
あの時、何気なく口にした“ローション風呂”。
冗談みたいに流した会話を、
ちゃんと覚えていて、
わざわざ準備してきてくれたこと。
その気持ちだけで、胸の奥が少し熱くなる。
湯船に注がれたそれは、
思っていた以上に濃く、ゆっくりとお湯に溶けていく。
かき混ぜるたび、
水面がとろりと重く揺れて、
いつものお風呂とは、まるで別物に変わっていった。
そっと足を入れると、
ぬるり、とした感触がまとわりつく。
温かいのに、掴まれるようで、
動くたびに、身体が遅れてついてくる不思議な感覚。
軽く触れているだけなのに、
どこを触られているのか、分からなくなっていく。
その中で、彼の手が重なる。
滑るはずなのに、逃げ場はなくて、
感覚だけが、じわじわと濃くなっていく。
水の抵抗と、ぬるりとした感触が混ざり合って、
刺激が丸くなるはずなのに、
なぜか、いつもより敏感で。
息を整えようとするほど、
身体は正直で、
力が抜けて、声が零れそうになる。
一度、二度じゃ足りなくて、
波が引く前に、また次が押し寄せてくる。
すっかり感覚を持っていかれたまま、ベッドへ。
そこからは、もう時間の感覚がない。
丁寧に、間を置かず、
何度も確かめるように続く愛撫。
休ませてくれない口と手に、
身も心も委ねるしかなくて、
気づけば、また波にさらわれていた。
『もっと、悦んでほしいから』
そう言って、迷いなく延長を選んでくれた彼。
その言葉が、
この夜のすべてを、やさしく包んでくれた気がする。
今年、伊織を見つけてくれて、ありがとうございます。
また来年も、
同じように、
少しずつ、深くなっていけたら嬉しいです💓



