2025/12/28 09:05 up
27日 17:30 T駅 34度目ましてさま❤️
一昨年の秋に出逢ってから、もう一年三ヶ月。
気づけば34度目の逢瀬。
この日は、いつもの"朝"じゃなく昼下がり。
いつもの"二週間ぶり"でもなく、九日ぶり。
前回、ぽろっと零れた
「今年はもう逢えないのかぁ…」
その気持ちを、きっと見逃さずにいてくれたから、
こうして時間を作ってくれた。
彼のお家のインターホンを押す前に、ドアが開く。
ちょこんと顔を出す、その仕草が今日も可愛らしい。
『いらっしゃい』
両手を広げて迎えてくれるのも、もうお決まり。
挨拶代わりのキスは、今日も深くて濃い。
それは『こんにちは』じゃなくて、
『逢いたかったよ』が溢れたキス。
ちゅ…
じゅ…っと、息が混ざる。
舌が絡み合って、くい、と引き寄せられて。
このまま始まってしまいそうになるところで、
くるりと向きを変えられ、
『はい、行ってきて』と背中をぽん。
思わず笑ってしまう、この流れ。
これがないと始まらない、いつものルーティン。
今日はお手間を取らせないように、
ランジェリーショーは省略。
手を引かれてベッドルームへ。
カーテンの隙間から差し込む、昼の光。
その明るさの中で、改めてキスをする。
ちゅ…
今度はゆっくり。
音を確かめるみたいに、唇が触れて、離れて、
また重なる。
ゆっくり。
丁寧に。
今年最後の締めくくりが、ここから静かに始まる。
触れ合うたびに、身体が思い出していく感覚。
すべすべ、と撫でられて、
きゅ、と無意識に力が入る。
言葉にしなくても分かってしまう、呼吸と間。
はぁ…と吐く息が揃って、
ぴたり、とタイミングが重なる。
二人で編み出した“いつもの”が、
今日も自然に重なっていく。
くちゅ…
ぴと…
指先が触れるたび、音が小さく部屋に落ちる。
静かな部屋に、抑えきれない声が零れて、
「あ…」
それを聞いた彼が、また嬉しそうに微笑む。
時間をかけて、何度も、波のように。
寄せては返すみたいに、
くる…くる…と、感覚が深く沈んでいく。
深く、確かに、
身体の奥まで満たされていく。
そろそろ、という合図。
呼吸を整えながら、最後の準備。
最後まで丁寧に、彼らしい締めくくり。
はぁ…と力が抜けた、その瞬間、
ちょうどタイマーが鳴る。
今日もさすがのタイムキープ力。
シャワーを浴びて、身支度を整えて。
そのあとは、いつものように駅までドライブ。
今日は、落ち着いた色の、あの素敵な車。
この時間に、静かな誇らしさを感じさせて
もらえるのが好き。
別れ際、
また二週間後の約束もくれて。
今年も、たくさんの楽しい時間をありがとう。
そして——
来年もまた、"いつもの時間"を楽しみにしてる💓



