2025/12/26 12:06 up
23日 20:00 H駅 12度目ましてさま❤️
急に届いた予約通知。
画面を見た瞬間、思わず小さく息を吸った。
すぐにお礼のメッセージを送ると、
『お久しぶりd(⌒ー⌒)!
ご無沙汰で😅
夜、宜しくねぇ~☺️』
と、彼らしい柔らかな返事。
この感じ。
ああ、やっぱりこの人だなって、
胸の奥がふっと緩む。
待ち合わせからホテルまでのドライブ。
エンジン音に溶けるように、会話が自然に始まる。
『お元気でしたか?』
「お元気でやってました。笑」
『最近、長い時間のお客さん多いね!』
「うん。そうかも」
『やっぱり、皆さん、
癒されるからじゃないですかね〜』
軽い冗談と、少しの本音。
間の取り方まで心地よくて、
移動時間があっという間に過ぎていく。
ホテルに着くと、彼はいつものように
クーラーボックスを開け、
お酒とおつまみを丁寧にテーブルへ並べてくれる。
今日はなんと、稀少な山崎に白州のハイボールまで。
半年ぶりなのに、伊織の好みは完璧に覚えている。
乾杯をして、久しぶりの近況報告。
仕事のこと、日常のこと、
深刻になりすぎない距離感で、話は尽きない。
彼には、不思議と何でも話せる。
聞き上手で、否定しなくて、
ただ静かに受け止めてくれる安心感がある。
シャワーへ向かう頃には、
部屋の空気が少しだけやわらぎ、
自然と距離も近くなる。
言葉を交わさなくても通じる視線や、
触れ合う前の、あの一瞬の静けさ。
半年ぶりなのに、ぎこちなさはなかった。
そのあとの時間は、
慣れと新鮮さがほどよく混ざり合い、
ゆっくり、丁寧に流れていく。
派手じゃないのに、満たされる。
刺激よりも、深く沈むような癒し。
タイマーが鳴るまで、
ふたりとも時間を忘れていた。
お支度をして、駅までの帰り道。
『やっぱり落ち着くなぁ』
彼がぽつりとこぼす。
半年ぶりでも、ちゃんと“続き”がある。
無理に約束しなくても、
また自然に逢える気がする――
そんな余韻を胸に、笑顔で手を振った。
その夜、改めてお礼のメッセージを送ると、
すぐに返ってきた言葉。
『こちらこそ、ありがとう😆💕
やっぱり、いおりちゃんと会うと、
癒されるなぁ~❤️
体調に気をつけてなぁ~
良いお年を!
またね!』
画面越しでも伝わってくる、あたたかさ。
半年という時間を挟んでも変わらない距離感に、
胸の奥がじんわりする。
こうしてまた、
「いつか」を信じられる再会がひとつ、
静かに積み重なった夜でした。
また来年も、あの駅であなたを待っています💓



