2025/12/24 17:05 up
22日 20:40 S駅 3度目ましてさま❤️
ご挨拶のメッセージを送っただけなのに、
すぐに返ってきた彼からの言葉。
『写メ日記見てたら、
我慢できなくなっちゃって💓
少し遅い時間で申し訳ないですが、
予約させていただきました🙏』
前に逢ってから、まだそんなに時間は経っていない。
それなのに――
またすぐ逢えるって分かった瞬間、
伊織のほうが先に、心がふわっと浮いた。
しかも今回は、最初からロングコース。
時間を気にしなくていい夜だと思うと、
それだけで気持ちがほどけていく。
ホテル近くのコンビニで待っていてくれた
彼を見つけて、小走りになる。
「逢えて嬉しい!」
言葉がちょっと弾んだのは、
気持ちを隠す余裕がなかったから。
お酒とおつまみを選んで、部屋へ。
でも――
ドアが閉まって、ほとんど間もなく、キス。
「ちょ、ちょっと……」
と言いかけたけど、
それより先に、逢いたかった気持ちが
溢れてきてしまう。
「シャワー、先にする?」
そう言ったはずなのに、
シャワーから戻っても、やっぱり唇が先。
今日は、急がない。
でも、止まらない。
触れ方がやさしくて、
時間をたっぷり使うつもりなのが伝わってくる。
お返しの番では、
彼の反応を確かめるみたいに、ゆっくり。
目を閉じて、声を堪える表情が、
なんだか愛おしい。
“今日は長い”って分かってるから、
焦らなくていいのが、とても心地よい。
彼の"ここで"がはっきりしていて、
伊織はそれに身を委ねる。
静かに、深く、
一つの山を越えたあと――
『……やっと乾杯だね』
二人で笑って、グラスを鳴らす。
まだまだ時間は残ってる。
お酒を飲みながら、
『日記、ちゃんと読んでるよ』って彼。
いろんなお客様の話をして、
伊織の書いた言葉が、
ちゃんと届いているのを感じる。
話は、自然と“肯定”の話に。
言葉にされることで救われること。
書くことで、自分を信じ直せること。
伊織自身、日記を書くたびに、
それを積み重ねていること。
彼は、評価じゃなく、理解で聞いてくれる。
相槌も、間も、やさしい。
――この人、
人の話を大切にする人なんだな、って思う。
またゆっくり触れて、
シャワーを浴びて、身支度。
『また連絡するよ』
その言い方が、約束みたいで。
最後に交わしたキスは、
最初より落ち着いていて、
でも、ちゃんと名残が残るやつ。
最初から、長い時間を選んでくれた夜。
その余裕が、
伊織の気持ちまで、
ゆっくり近づけてくれた気がする。
またすぐ、
あなたのお顔が見たくなりそうです💓



