2025/12/21 11:05 up
17日 10:00 K駅 8度目ましてさま❤️
彼が、また一ヶ月ぶりに来てくれた。
気づけばもう、彼は月に一度のルーティーン。
待ち合わせの流れも、合流した瞬間の空気も、
どこか“お馴染み”なのに、毎回ちゃんと新しい。
顔を合わせるなり、
『今日は全然入んねえな……』
と、伊織の予約状況を気にし始める。
駅を出て歩きながらも、
『年末だろ?大丈夫?』
コンビニでも、
『ほら、俺の前後、
ちゃんと埋まってほしいんだよ』
……相変わらずのマネージャー目線。
でもね、不思議なもので。
彼の予約が入ると、そのあと必ず流れが来る。
今日も実は、ちゃんとそうだった。
心配ご無用ですよ、ありがとう。
部屋に着いて、まずはいつものビール。
プシュッという音に、
『あ〜、これだよこれ』と満足そうな顔。
年の瀬の乾杯は、やっぱりこれに限る。
そして始まる、いつもの悪ノリ。
『なあ、これ……
電車でやったら完全アウトだよな』
と、例の“痴漢願望トーク”。
そう言いながら、
伊織の後ろに回って、
ためらいもなく、そのまま手を伸ばす。
服の上から、確かめるみたいに。
指先で、包むように。
『あ〜……いいなぁ』
一度、間を置いて、
もう一度、少しだけ力を込めて。
『わぁ……いいなぁ。ほんと』
完全ににんまりしている。
もう顔を見なくても分かるくらい。
『そうそう。この尻がたまんないんだよなぁ』
言いながら、
まるで愛でるみたいに、
名残惜しそうに、もう一度。
……完全にアウトな光景なのに、
その無邪気さが、逆に笑えてしまう。
「完全にアウトです」
『だよな!でも想像すると楽しいよな!』
……外は冬、頭の中だけ通勤ラッシュ。
そんなやり取りをしながら、
空気は自然と、二人の距離へ。
触れ合うテンポも、間の取り方も、
もう説明はいらない。
彼は相変わらず反応が分かりやすくて、
それがまた可笑しくて、憎めない。
盛り上がりが最高潮に達した、その瞬間。
彼は、いつもの調子で――
『イクぞ!イクぞ!イクぞ!イクぞ!』
……ここだけ、どうしても少年。
終わったあとは、
何事もなかった顔でビールを飲み直し、
再び始まる“伊織の予約状況チェック”。
『このあともちゃんと入ってる?』
「大丈夫。◯◯さんが来てくれた日は、
だいたいそのあと流れが来るから」
『ほんと?じゃあ安心だな』
と、ようやく肩の力が抜ける。
名残惜しそうにしながら、
『いや〜、今年もありがとうございました』
と、少し改まった声。
「こちらこそ。今年も本当にありがとう」
『来年も、月一で来るからな』
あまりにも自然に言うから、
思わず笑ってしまった。
「うん。来年も、月一ルーティーン、
ちゃんと待ってますね」
ビールと妄想と、
少し過剰な優しさ。
年の瀬の彼は、
やっぱり愛すべき人だった💓



