2025/12/21 10:05 up
16日 19:00 G駅 初めましてさま❤️
待ち合わせ場所に到着して、到着コールを入れると、
背の高い、清潔感のある彼が、静かにこちらへ
歩いてくる。
『こんばんは』
落ち着いた声と、少し控えめな笑顔。
第一印象から、丁寧な人だと伝わってくる。
『実は……ホテルを予約してるんですが、
まだ時間が早くて』
少し照れたようにそう言う彼に、
「じゃあ、ゆっくり牛歩戦術で行きましょう」
そう言って笑うと、
『それ、いいですね』と、ほっとした表情になる。
並んで歩きながら、
『ほんとに、笑顔が素敵な方ですね』
そんな一言をさらりと添えてくれるところも素敵。
ホテルに着いて、ソファに腰を下ろし、少しだけ一息。
静かな空間に、ふたりの呼吸が溶けていく。
『いや〜……本当に綺麗な方で、緊張しちゃいます』
そう言って目線を逸らす仕草が、どこか可愛らしい。
そっと手を重ねると、その緊張が少しだけ
ほどけた気がした。
シャワーへ向かい、
湯気の中で距離が近づいていく。
視線が絡むたび、言葉よりも気持ちが先に伝わる。
シャワーを終え、ベッドへ。
伊織から、ゆっくりと触れていくと、
彼は思わず声を漏らして、
『あ……っ、声、出ちゃう……』
「いいんだよ。二人だけなんだから。
思いきり、感じて」
そう伝えると、少し切ない表情で、
『……うん』と頷いてくれる。
視線を合わせながら、確かめ合うような時間。
彼は何度も、困ったように、でも嬉しそうに
伊織を見つめていた。
ひとつの波が静かに過ぎたあと、
彼の腕枕の中で、ゆったりとした余韻。
『伊織さん、いい香りしますね』
「香水かな……」
『ふわっと香る、いい歳のオトコにな
りたいんですよね。
どうしたらいいんだろ』
「◯くんは、もう十分清潔感あるよ。
自然な香りの香水を少しだけ、でいいと思う。
伊織はマルジェラとか、トムフォードみたいな、
さりげないのが好きかな」
そんな会話をしながら、
肩の力が抜けていく。
タイマーが鳴って、お支度の時間。
一緒に駅まで歩く道も、さっきより少し近い距離。
『また来ますね』
その一言が、とても自然で、嬉しかった。
「うん、また待ってるね」
ゆっくり始まって、
静かに心に残る夜だった💓



