2025/12/21 22:23 up
お逢いしてホテルに向かうまでの間の時間、空気が少し和らぐ。
その変化に気づけるかが、セラピストとしての質を決めるかもしれない。
朝は静かに歩き、昼は声を抑え、夜は言葉を削る。派手さよりも呼吸の間や沈黙の温度を大切にしている。触れない時間が、いちばん深く触れることもあるからだ。
30代前半の軽やかな迷い、40代の確かな疲れ、50代以上からの静かな誇り。
年齢は違っても、欲しいのは理解される感覚と、安心して身を預けられる場所。私は聞き役であり、整え役であり、必要なら影にもなる。
速すぎないテンポで進め、余計な説明はしない。笑いは短くてもいいかもしれないし、余韻は長いほどいい。終わり際に残るのは、高揚ではなく、よく眠れる夜への予感。
今日の日記はここまでにするね。灯りを落とした部屋に、名前のない余韻だけを置いていきたい。



