2026/01/08 01:28 up
琥珀の記憶が飛び出して
光を切って走る
分かれた心の破片が
静かに燃えて
鞘の奥で宿る
頬を切る風
落ちる太陽に流れて
木の根を踏む
無くしものを探す速度で
見えない景色が広がる
心に秘めた日々を
ハンカチで包んで
息の中に閉じ込める
刻印の物語を
掴むために
傾く道の途中
背中で夕陽を受けて
飛行機雲を追いかける
片目のリングが
水平線の向こうを見つめる
紅に沈む氷
空想に触れて溶ける
蒸発する記憶は
羽根が舞って
波に浮かぶ
流れる音と孤独
空間に色を描き
振動で繋がる
賑やかな窓際に
白い息が映る
手に集めた音の粒
胸に置いてはじける
誓約の鎖が揺れて
自由の輪郭を創る
深い海のメロディ
目の奥で対話する
鼓動が溢れて
歩いた軌跡を辿る
扉を開けて
朝陽にダイブする


