2026/01/02 02:04 up
時間の影に隠れて
悪戯みたいな傷が
忘却の船に乗り
淡い光の熱を帯びる
季節の柔らかさを
手のひらで包み
タンポポの種が崩れて
浮かび上がる重さが
風に残る
砂に埋もれた星の欠片
波の囁きで集め
何度でも
零れては消えて
水の軌跡を辿る
世界は回ると
胸の鎖に手を当て
軽い言葉ほど
呼吸の奥で
ループしていく
白いキャンバスに
クレヨンで描く未来
窓際の席
いつものリズムで
コーヒーの香りが染みる
旅で傷ついた体
雪のブレスを浴び
寄りかかる息は
白い結晶になって
静かに消える
響く笑い声
雲の城で眠り
孤独の音と対話する
意識の片隅で
愛の詩を唄う
瞼のカーテン
ビー玉が回転する空
月の窪みで
影が踊り
永遠の宙が溶けていく
暗闇を抜ける
小指の魔法
思い出の栞が
背中を叩き
蹄の音が地面に響く



